コロナウイルスという見えない敵が、ジリジリと身の回りに迫ってきている。
政府や自治体も、どう対応したら良いのか完璧な答えのない状況下で懸命な対応策が進められている。突然の政府からの要請で休校を余儀なくされた学校関係者や生徒たちは不安と混乱のあらしに見舞われていることと思慮する。本日は日本野球機構とJリーグがコロナウイルスの感染拡大防止に向けて対策連絡会議を立ち上げたと発表した。各企業もテレワークを実施したり時差出勤を実践したり、様々な立場の人たちが懸命に見えない敵に立ち向かうべくスクラムを組み始めた。昨年のラグビーワールドカップで到底勝ち目がないと思われていた強豪チームに対抗するため、一人一人が自発的に考え、ワンチームでベクトルを合わせ立ち向かっていった姿を思い出す。学校を休校にする根拠は何か?無観客でイベントを行う基準は何か?記者会見ではマスコミから次々に科学的根拠や基準を求める質問が相次いでいた。見えない敵に必死に立ち向かっているのだから、完璧な答えなどあるはずがない。専門家の意見を聞きながら適正と思われる判断を下している中では判断ミスや失敗はあるに違いない。
失敗したり、間違っていたと気付いたらすぐさま謝罪し反省し、次善の策を躊躇なく実施することが大切だ。コロナウイルスは症状が出る前にもウイルスを感染させる。また保菌者でも症状が全く出ない人もいるらしい。回復し陰性になってもしばらくすると陽性になる人も14%いるらしい。
体調が悪い人が悪意を持って人に感染させようと思っている筈がない。自分は体調も良く大丈夫と思っている人たちが悪意なく、他人にウイルスを感染させているように感じる。スポーツクラブで感染したり、ライブハウスで感染したり、自分は大丈夫と思っている人が感染源になっている可能性が高い。

そういう意味では、感染したくないという気持ち以上に、万が一にも人に感染させたくないと一人一人が思うことが大事なような気がする。人に迷惑をかけないよう出歩かないことが結局自分の身も守る。見えない敵との戦いはまだまだ続く。政府や自治体に文句を言うのではなく、みんなで出来ることをしながらスクラムを組むことが大切だ。頑張れニッポン。頑張ろうニッポン