芸人のカラテカ矢部太郎さんか描いた漫画『大家さんと僕』に登場していた大家さんが亡くなったとニュースで知った。大家さんはごく普通の一般人だが、矢部さんの漫画で有名人になっていた。

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実物の大家さんは存じ上げないが、賃借人の矢部さんと知覧に旅行されたりしていて晩年は、あかの他人ではあるが矢部さんと深く交流が出来て穏やかな気持ちで過ごされていたのかなと推察させて頂いた。記事で取り上げさせていただいたご縁もあり大家さんのご冥福をお祈りいたします。

また、必殺仕置人シリーズの『婿殿!』の名台詞が印象に残る菅井きんさんもお亡くなりになった。藤田まこと演じる婿養子の同心、中村 主水之介の義母としてイビり倒す演技が光っていた。
当時、婿役の藤田まことさんが40歳、義母役の菅井きんさんは47歳。随分若くして老け役を上手く演じていた。イビり役ながら凛とした品があり素敵な女優さんだった。
若くしてお婆さん役を演じていた女優さんと言えば樹木希林さん。まだご存命だがずっと昔からお婆さん役だったような気がする。
1974年 にTBSで放送されたドラマ『寺内貫太郎一家』では小林亜星が演じた主役の貫太郎の 実母を演じた。仏壇に向かって「ジュリ~!」と身をよじる演技が光っていた。息子役の小林亜星より10歳若く31歳でお婆さん役を演じていた。
樹木希林さんも、お洒落で凛としていて今も素敵な女優さんだ。

老いて益々素敵に生きている女性を見ていると、男も枯れて萎んでいくだけでは駄目だな…。と反省させられる。
いくつになっても人はイキイキ生きることは可能だし、人生を豊かにしていくことが出来るなら、それは素晴らしいことだ。
自分だけが幸せになるのではなく、誰かの役に立つことが出来ていたなら、そして人生最後の何年かが誰かと共に輝けるものになっていけたなら、それは男子の本懐と言えるような気がする。