春を味わいたいと、割烹へ。

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艶やかな蕗と筍。
蛸の柔らか煮の炊き汁はジュレになっていた。

出汁の香りと木の芽の香りが春を運んでくれた。

筍は若竹煮か、筍ご飯になるのだと思っていたので、〆のご飯が何になるのか楽しみになってきた。
〆のご飯は豆ご飯。
あまり馴染みはなかったので板長さんに聞いてみると、和歌山産のうすい豆を使った豆ご飯とのこと。
関西では春を感じるご飯らしい。

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色鮮やかな豆は、適度に噛み応えがあり、青臭さが無く甘味が口いっぱいに広がった。

豪華な食材を使わずに、手間と技を駆使して目から鼻から舌から春を満喫させて頂いた。

やはり季節を感じることが出来る和食は心が潤う。

若い頃は見向き目しなかったヒジキやオカラ、お浸しなどが嬉しく感じるようになってきた。

年齢相応に食を楽しみ、旅をし、語らい、時間に追われず人生を豊かにしていければ、老いていくのもまた楽し。