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平家物語の華やかな世界を今に遺す厳島神社


国内の旅行者だけでなく、海外からの旅行者が多く訪れていた。

私も、何十年か振りに、厳島神社を訪れてみた。

厳島神社を見ると、平家物語の冒頭の一節を思い出す。



祇園精舎の鐘の声

諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色

盛者必衰の理をあらわす

おごれる人も久しからず

ただ春の世の夢のごとし

たけき者も遂には滅びぬ

偏に風の前の塵に同じ

永遠に続くと思われるように栄えている者も、いつか必ず落ちぶれるという意味を表している。思い上がったふるまいをする者は長くは続かない。それは単に春の夜に見る夢のようだ。荒々しい強者もゆくゆくは滅びてしまう。それは、いかにも風が吹くと飛んでいく塵と同じだ。

厳島神社を見ていると、
瀬戸内海の制海権を手にすることによる利益がどれほど莫大であったか、
また清盛は、武士でありながら、雅に対する憧れがどれほど大きかったか、驚きを禁じえない。


それにしても美しい。

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青い海に、朱の鳥居
海に飛び出した舞台、たくさんの鐘楼


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儚さを秘めているからなのか、

とても美しく、

心にのこる景色だった