どうすることもできずぶくぶくと沈んでゆく僕。
まるで深い海に沈みゆくような。
そんな時、誰かしらが僕の襟首や手を引っ張り助けてくれる方がいた。
そんな僕に手を差し伸べてくださっていた中に、社員10名ほどの町工場を切り盛りしていたご夫婦がいる。
会社事務所やご自宅には買ってくださった僕の作品が何枚も飾られている。
奥さんがお亡くなった。
クレーマークレーマーしていた頃、おかずをいつも持ってきてくれたり、仕事が忙しい時には子供達の面倒を見てくれたことも・・・。
また大事な恩人がお一人、なんのお返しもできないまま旅立ってしまった。
合唱。