インスタントハウス | ジュンヤ 

ジュンヤ 

カリグラフィーアート、デザイン

日本のワクワクするような(注射ではありません)新技術を紹介します
「インスタントハウス」です
元日の能登半島大震災でも活躍している新技術です。簡易式住居で4時間で完成します。
風圧や暑さ寒さに強く、防音に優れ、住宅としての強度にも優れます。
膨らませて外壁を固める工法。
梁も柱も無い構造です。


開発したのはこの方、名古屋工業大学 北川啓介教授です。
2011年の大震災の時に被災者の小学生との会話から研究が始まったそうです。
そして現在は東急と提携して事業展開しています。

そして本日仕事帰りに「インスタントハウス」を見に行きました。


東急の高架下に個室フィットネス「roobby―fit」により2024年1月より展開してる事業です。

トレーニングと多目的スタジオで、二棟あります。
トレーニングルームは直径4.3m広さ15㎡
スタジオは直径5m広さ20㎡
利用料金は
750円~1300円/30分 (税込み)
不動前駅近くに設置されていて、ラインで入会金無料、時間帯にもよりますが、今の夕方は30分間利用で値段は1050円です。
基本的にフィットネスサービス目的で短時間利用の料金ですね。
自分はフィットネスやトレーニング目的ではなく、単純にインスタントハウス内部見学です。

外壁は少し叩いたが、強固です。

送られてきた暗証番号で入室します
トレーニングマシン
お洒落なダンベル
内壁はホワイトですがカラーバリエーションも今後は豊富かも
中壁はウレタン発泡なので引火しやすそうですが、難燃性だそうです。しかし、一酸化炭素中毒の恐れがあるので火気厳禁だそうです。
なので照明は熱を持たないLEDです。
中は暖かく、ホカホカゆったりとしてました。
入り口は鉄の扉、監視カメラが設置されてるので完全プライベートでは無いです。
悪さはしてはいけませんよ(笑)
上下水道は引いていないのでトイレも手洗いも出来ませんが設置は可能だと思います。
ただ床面が円形のために普通の間取りよりは、デッドスペースのような場所ができると思います。
窓はありますが外気との開閉は不明でした。

天井はこのような感じです。高さは4メートル。
壁面に切れ目があるのは分解して組み立てるためです。
パージ型というそうです。
分割して現地組み立て、移動や輸送も可能とのことです。
床面の直径は4.3メートル。
床も固いです。
トレーニング空間なので寛げる環境ではありませんが床に寝転がったら気持ち良さそうです。
上部空間をロフトにしたら住み心地良さそうです。
でも強度的に難しいかも。
着替え用テントを張って畳めずもたついているうちに時間が来てしまいました。
火気厳禁なのでタバコを吸ったり火を使った加熱調理は無理みたいです。
空調や排気はダクトやエアコンで対応できると思います。
今は法人向けのみで一般販売はしてませんが、かなり欲しいです。
那須にある林の土地に設置したら面白そうです。
キャンプの秘密基地的な使い方を考えてます。
プレハブハウスやコンテナハウス、木造建築などとのメリット、デメリット。価格の違いはあるかも知れませんが、遊び心溢れた全く新しい魅力的な空間です。
鳥山明漫画のドラゴンボールに出てくる「ホイポイカプセルハウス」みたいですね。

今のところ法人の企業向けに販売のみですが、今後、個人販売もしてくれると嬉しいです。
気になる価格は
分割移動できる「パージ型」は
Mサイズ
4.3m(直径)×4m(高さ)
15㎡
2310000円(税込)+輸送費等別途

Lサイズ
5m(直径)×4.3m(高さ)
20㎡
3025000円+輸送費等別途

外壁、ポリエステル
内壁、ウレタン
耐風 80m程度
耐震 震度6程度で倒壊しない
耐雪 60センチ以下
現場設置時間 1~2時間
パージ型より現地設置型は50万円程安くなります。
価格や火気使用などのデメリットがあるので買いではありません。(ごめんなさい)
今後の改良と改善に期待してますが、本当に欲しいです。
しかしとても魅力的な試みなので、資金があれば是非購入したいです。
商売のアイデアとしては月並みに
キャンプ場に設営
シェア秘密基地
読書ルーム
都市部ならレンタルオフィス
酸素カプセル
映画鑑賞ルーム

難易度高いかも知れませんが個室温泉や個室サウナ
この空間は非常に近未来的で面白いですよ