となっております。
さて、今回の内容は、ちょっとした経済学のお話です。
私は物理学出身なので、経済学はあまり知りません。経済の数式は面白そうですが…
と言うわけで、慣れない本を読んでいるのですが、経済学では人は合理的に行動すると言われています。そのくらいは聞いたことある気がします。あると思います。
しかし、実際は人間は不合理に行動をする。というのが、今読んでいる本のテーマです。
私、心理学にはとても興味がありますが、この行動経済学というのは、なかなか興味をそそられます。
どのような内容か一例を。
有名な雑誌に、エコノミストというものがあります。これの購読を以下のように案内していました。
Web版だけ59$。
印刷版だけ125$。
印刷版とWeb版のセット125$。
さて、皆さんどれを選択するでしょう。
結果100人に聞いたところ、
Web版16人。
印刷版0人。
セット84人。
だったそうです。
そりゃ印刷版だけとセットが同じ値段なら、印刷版が欲しい人は手軽なWeb版が付いたセットを選びますよね。
ここで重要だと思うのは、セットを選んだ人は果たして、印刷版が欲しくて付属でWeb版が付いてくるくらいの気持ちなのではないか?ということです。
あくまでWeb版だけで良ければ、セットは高いのにいらないはずです。
印刷版を欲しいからこそ、まぁWeb版が付いてくるなら同じ値段だしそっちの方がいいなという感覚だと思います。
実にこの選び方は合理的だと思います。
しかし、この後、次のように変えました。
Web版だけ59$。
印刷版とWeb版のセット125$。
の2つだけにして、同じ人達に質問しました。
結果は以下です。
Web版だけ68人。
セット32人。
なんと全くもって違う結果が出ました。
これは面白いです。
印刷版だけがなくなっただけで、しかも選択肢0だったものがなくなっただけで、これだけ差がでます。
暗算なので合ってるか分かりませんが、これで三千$くらいの売上が変わります。
これは、100人で三十万円くらい変わるわけですから、企業としては、この選択肢があるないは死活問題ですね。
と、それは置いといて、何故100人の大部分の人は結果をこれだけ変えたのでしょう。
第一、印刷版が欲しいから、どうせならセットにする。というのは、よく分かります。しかし、印刷版だけがなくなったら、何故かWeb版だけに切り替える。
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