梅雨が明けた。と昨日聞いたばかりだったのに


子ども達の通学前に
土砂降り





わたしの中に
GACKTのRainが流れた。



安らぎに満ちた真昼の月は
雨の調べに涙を見せた




この歌い出しが、
とても好き。









最近、


千早茜さんの
透明な夜の香りを
また読みたくなって、読み始めた。







今年の初め頃だったかな

ソラリアのメルマガの中にだったか



香りは運命を変える




というフレーズが
わたしの心に残った。






透明な夜の香りという本の中には、
調香師の小川朔さんという登場人物が出てきて


朔さんは、
お客様が望む香りを作る。



たとえ、それがどんなものでも
作り出すことが出来る。





朔さんが

「香りは
脳の海馬に直接届いて、
永遠に記憶されるから」


そう言う場面があるが



きっと、
忘れているだけで
人はそれを本能的に知っている気がする。







だから、
思い出すために
香りを求めるのかもしれない。

本能的に。






朔さんの生み出す香りを
文字から見ていても


どんな香りにまた出会うかで、
人の運命は大きく変わったり
ひらいたりするのかもしれない。とそう思った。





千早茜さんの紡ぐ言葉や
人を描く描写や
心情の表現は
とても繊細で



心のひだに触れる








鮮明な香りは
強烈に記憶を今に呼び起こす





良くも悪くも

美しさだけじゃない
醜い感情すらも








これを書きながら、

朔さんって
香りバージョンの喪黒福造みたい
って思った



、、、全然違うかもだけど😂






主人公の一香は、
どこかわたしも似たようなところや感じるところがあったりもして




一香と朔さんの会話が
心に触れる








産休育休に入るスタッフには、
香りを作ろう。と
6月末に
思い立ったエネルギーで作ることが出来た。







7月で退職した子には、
1番、わたしが作った香りの写真を見てもらったり、
香りを作るわたしの想いなんかを聞いてもらったりしたけれど




今、彼女に香りを作るのは
違うな。とも思った



そもそも、頼まれてないものを押し付けるものでは無い。というのもあるけれど




怖さもあったから、

香りが永遠に記憶されるのであれば、
今、お仕事の苦しさの方が勝るときに、
そのお仕事で絡んだわたしが香りを届けることは、
苦しさの引き出しを鮮明に記憶してしまうのではないか、
って想いもあって。






だけど、
それも含めて


やっぱりわたしは、
香りが好きなのだと思う。




苦しさだけじゃない

愛を思い出す
自分を思い出し
自分と繋がる





深い領域で
言葉を持たない場所で


香りが、本質的に
好きなのだと思う。






今、

アトリエの香りを
お待ちいただいていること、
申し訳無く思う気持ちと


見守り
待っていてくださること
感謝でいっぱいです。






事務作業や雑用のように

香りを作れなくて

触れられなくて




今。
よし!って時に、
ブレンドし
チャームをつくり
お届けいたします。


香りの感覚が
うずうずそわそわしてるから、



7月のどこかでは、
お届け出来る感覚はするな♡