ドダイYSが一通り落ち着き、形になったのでグフの気になる細かいところを一気に進めました。
まずは塗装の事を考慮して動力パイプを脱着出来るようにしてみます。
私の改修はイメージする造形に近付けたいのもありますが、少しでも組み立て易く、塗装し易くが一番大きい要因だったりします。
今回、ビルダーズパーツのモビルパイプ等を予め準備していましたが、ちょっとイメージと異なりました。
私のグフの動力パイプのイメージは細いんですよね。
ザク系は太いのですが・・・。
皆さんが他素材に変更される事の多い動力パイプを私はまずキットに含まれているものを試してみます。
(ただ、パイプをしっかり墨入れしたい、一つ一つのパイプを際立たせたい方は他の素材、お助けパーツをご使用された方が良いと思います。あまり強度がありません。)
動力パイプに穴を開けました。
精度の高いピンバイス(0.8mm)を使用すれば私でも可能です。
金属線を通して繋げるようにします。
すると・・・。
頭部の形状を変更しているので動力パイプと頭部の距離感が好みの感じになりました。
グフの動力パイプは細いイメージなのです。
ちなみにこのうねり、堪りませんね。
どう考えても効率悪そう(笑)。
動力パイプって何が通過してるんだろう・・・。
ちなみに私の金属線は100均の手芸コーナーでよく見かけるアレです。
正式名称?よく分かりません。
真鍮線って実は使った事がありません。
動力パイプの基部をコトブキヤ、WAVE二大巨頭の力を借りて作りました。
股間フンドシ部分に「はめた」パイプは丸モールドをぶった斬りして使用しました。
地味に苦労しましたが、この改修は元キットをご存じの方、製作予定の方は強度確保にもなりますのでオススメですよ~。
押しピン跡やバリのオンパレードでしたが丁寧に処理しました。
超絶面倒です。
別パーツに見えるようにコリコリ境目を彫り込み、はっきりしない面構成を整理しました。
超絶面倒です(本日二回目)。
塗り分けし易くする為とついでに丸みをおびさせました。
グフの「ザクとはちがう」つま先。
グフの特徴ではないでしょうか。
それとスカートが短い・・・というよりキットよりも太股が太く、靴部分がかなり大きいんですね。
側面も出来る限り削り込みます。
ゴニョゴニョ・・・
ゴニョゴニョ・・・
イメージ通りになりました。
頭部。
口部分を削り込み、スリット付きプラバンを接着しました。
モノアイ用の穴もあけました。
肩アーマーはいつもより細く、柔らかいアルミ線にて接続させ、コトブキヤスパイクを接着しました。
どうしても生じる接地面の隙間はラッカーパテを詰めて、整えました。
さすがアフターパーツ。
バンダイ製のものはディテール過多になってしまうので本当に助かります。
その代わり、最新キットには使用するところが無さそうです。
バックパックは元デザインを大切に簡単なモールドを追加してみました。
何も無い形状も良いのですが、もう少し機械的なルックスにしたいです。
そんな大らかさも素敵です。
ランドセルバーニア部分を少し角度を付けて接着。
元デザインを活かしながらランドセルをデコレーション。
バーニア部分はくり抜き、別パーツを装置させる予定です。
お椀型のバーニアでは無い物を検討しています。
・・・ようやくグフの工作が終了しました。
さぁ!繋げてみましょう。
足首の軸位置を少し変更しました。
お人形さん的な風味は消えたでしょうか?
コレ。
改めて太股の形状変更が効いていますね。
残念ながら設定画とはかなり異なる結果となりましたが、1/100旧キットにて再度設定画により寄せた製作を来年、行います。
グフの旧キットは間違いなく「買い」ですね。
もう1機、欲しくなりました。
製作中のグフは基本的に可動しないので、ドダイYS用に躍動感あるポージングでディスプレイ用に製作したくなりました。
・・・表面処理、面倒だなぁ。
最後に平行して製作しているドダイYSとの接続テスト。
100均マグネットの実力。
逆さにしても大丈夫です。
大きな羽根であり、ほんの少し、キットの指定角度よりも好みに傾斜させたのでジックリ乾燥させます。
また、実は妻ちゃんから依頼された肉抜き処理等、エポパテ工作をまとめて行ったものの、盛大に余ってしまったのでドダイの内側、ディスプレイベースへ補強に活用しました。
軽量タイプだと楽ですね。
ドダイYSは表面処理の作業中です。
グフも同じく表面処理へ。
◆設定画とイメージ・・・次なる世代へ
幼い頃に体験した、現在よりも遥かに凄まじかったガンプラブーム。
(今は主役機ならば入手出来るだけでも素晴らしい。)
当然、購入出来ない訳です。
以前もブログにしましたが、旧キットGアーマーは昨年の再販で初めて箱を見たレベルです。
だから地方民かつ貧乏だった私は仕方なくコミックボンボン等に掲載されたMSの設定画を眺める時間が多かったのです。
設定画からイメージが膨らみました。
もしかすると今の子供達よりもお金や情報、何よりガンプラは無かったかもしれませんが、想像力は沢山、鍛えられ、幸せな時間を過ごせてこれたのかもしれません。
↑よく聞く「昔は良かった」というオッサンの戯れ言でした。
最近、弟の子供(11歳)が親と一緒にアマゾンプライムにて機動戦士ガンダムを視聴し、ガンプラに目覚め、お小遣いでシャアザクを作ったとの連絡がありました。
「叔父さん、HGのグフ持ってる?」
焼け野原のような近所の量販店ガンプラ売り場にて彼は懸命に選んだようです。
「プラモデルって楽しいね。」
次の世代に引き継いでいきます。
ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました。