ジェイソン・スタンリッジ投手が3月31日、ウエスタン・広島戦(鳴尾浜)に先発した。シーズン開幕前の調整登板で5回を3安打無失点。
前回25日の広島戦での3回6失点から、きっちり修正して笑顔で、GOサインを出した。
前回の反省を生かしたマウンドで、スタンリッジは丁寧に低めを突いた。フライアウトはわずかに1個。5回で86球と球数は多くなったが、ゴロアウトの多さが復調の証しだ。
頼れる助っ人が万全の状態へ仕上げてきた。
初回、1死一塁から堂林を外角の直球で空振り三振に斬ると、松山は外角低めの直球で二ゴロ。二回は井生の左前打から1死一、二塁としたが、庄司を遊併殺でピンチを脱した。
三回以降は四球で走者を出したが、要所を締めて無失点。
前回25日の広島戦では、初回に5点を奪われるなど6失点。昨季は11勝中10勝がナイターで、昼の登板に不安が残っていた。
2軍戦とはいえ、この日の登板で不安も一掃。最速は142キロだったが、球威より制球を重視した内容に、本人も納得の表情でした。
次週、最後の調整登板を挟み、4月15日からの開幕2カード目・中日3連戦(ナゴヤD)での先発が有力だ。虎2年目のシーズンへ向けて、助っ人右腕に死角はない。


5番・一塁で出場した新井良太内野手は3安打3打点で存在感をアピールした。
左キラーとして存在感を発揮した。ローテ候補左腕のソリアーノから序盤で勝負を決める2安打3打点。
サイド右腕の林からも右前打を放つなど、兄に負けじと新井良太が計3安打の固め打ちだ。
初回、1死二、三塁。1ボール2ストライクからの4球目、外角高めの直球を逆らわずに打ち返した。
打球は二遊間を瞬く間に抜ける2点適時打。続く二回も2死一、三塁から、三塁線を破る適時打を放った。
オープン戦では左投手相手に、8打数5安打1本塁打。成績通りにこの日も、キラーぶりを発揮した。阪神で迎える初シーズンに向けて、未完の和製大砲が好調を維持している。


マット・マートン外野手が打撃フォームの最終調整に入った。
3月31日は、ティー打撃時から片岡打撃コーチと身ぶり手ぶりを交えながらフォームチェック。フリー打撃後はケージ横で約15分間、和田打撃コーチと意見交換した。
左足を上げる今季のフォームは、テークバック時に上体が突っ立ってしまう悪癖が出るケースがあった。
3月30日の中日との試合形式練習でもマートンは3安打。


桜井がウエスタン公式戦でチームの今季1号を放った。四回、林の内角のスライダーを左翼席に運んだ。


右肩棘上筋断裂から再起を目指す金本知憲外野手が、8日に甲子園で行われるオリックスとの試合形式の合同練習で左翼守備に就く方向性が3月31日、固まった。
3月30日、京セラドームで行われた全体練習で金本は右肩の順調な回復を確認。真弓明信監督も聖地での守りの最終調整にゴーサインを出した。
この日、金本は自らのフリー打撃を終えると左翼定位置へ。チームメートのフリー打撃の打球を利用して、より実戦的な捕球から二塁への送球練習を行った。
中継役を務めた久慈守備走塁コーチに強めの返球を披露したほか、中堅寄りの打球には二塁ベースで構える山脇守備走塁コーチにダイレクト返球。
その球筋は日増しに力強さを増している。
万全ではない状態の中でも無難に送球練習を消化できることに、調整が最終段階に入ったことを確信した。
12日の開幕・広島戦(甲子園)へ向けた最後の実戦となるオリックスとの試合形式練習は、7日に京セラドーム、8日に甲子園で行われる。
真弓監督は8日の金本の守備について「出るやろうな」と聖地での最終テストにゴーサインを出した。
金本がここまで守備に就いたのは、3月20日・日本ハムとのオープン戦(札幌ドーム)と、同24日・広島との合同練習(マツダスタジアム)の2戦のみ。
本来の同25日や、当初延期された同29日に開幕していれば、ほぼぶっつけで公式戦に臨まねばならなかった。
それが開幕が12日に再延期されたことで、守備面に関しては、より充実した調整ができる。特に本拠地の左翼に立てるのは大きな意味がある。
連続フルイニング出場が途切れる昨年4月までの7年余り、誰にも明け渡さなかった定位置とはいえ、実戦では昨年9月30日・横浜戦で守って以来。
特有の浜風に影響を受ける打球の飛び方など、ゲームの中でしか得られない感覚を取り戻せるからだ。
慣れ親しんだ芝生が、完全復活を目指す背番号6の背中を押す。聖地のグラウンドで万全の状態を確認し、アニキはペナントの号砲を待つ。


能見篤史投手が3日の横浜とのチャリティーマッチ(横浜)に先発予定であることが3月31日、明らかになった。
28日に発熱で練習を休んだため、当初、先発予定だった5日の巨人戦(相模原)を回避する形に。
4・12開幕マウンドに続き、その次の先発となる開幕3カード目の巨人3連戦(甲子園)をにらみ、「巨人キラー」を隠して万全の準備で公式戦に挑む。
開幕への道のりがはっきり見えた。能見の総仕上げの場は、3日の横浜戦とのチャリティーマッチとなった。
そこから中8日で12日の広島との開幕戦(甲子園)に向かう。日程的に余裕が生まれるだけでなく、巨人から左腕を「隠す」という意味合いも含むローテだ。
思わぬハプニングによる変更が、今回の巨人戦回避につながる。当初は29日に中日(京セラ)、5日に巨人(相模原)を相手に試合形式練習に登板予定と見られていた。
だが、発熱で28日の練習を欠席。29日の中日との試合形式練習も登板しなかった。当初の予定を白紙にした上で、調整登板のローテを組み直した格好となった。
発熱前の段階では、開幕まで2試合に登板予定だった。それが1試合に減るが、余裕ができる日程を前向きにとらえる。
29日の中日との試合形式練習に登板していれば、中5日で先発した23日の広島との試合形式練習(マツダ)から中5日で先発だったからだ。
疲労の回復など調整面の余裕を与え、チームとしても能見を巨人から隠せるという、新たなローテのメリット。
一昨年から、能見はレギュラーシーズンで巨人に7連勝という「巨人キラー」。これまで何度も対戦しているが、改めて隠すだけの価値は十分にある。
今季から導入された統一球の影響で、ボールの変化が昨年までとは違う。それをシーズン前に各打者に体感させないことに意味がある。
12日の開幕戦に先発後、順調なら中6日で挑むのが19日の巨人戦(甲子園)。今季最初の伝統の一戦で、白星スタートと開幕ダッシュを図る上でも、万全の態勢を整えられる。
この日は、京セラドームでの全体練習に参加。キャッチボールや投内連係、長めのランニングなどで調整した。
日程が固まり、あとは開幕までの逆算の日々。細かな積み重ねを行い、自分を信じて突き進むだけだ。