息子への良いお土産(楽器)が買えてルンルンな私
ハノイ旧市街では、すぐに目当ての楽器屋さんを見つけました。
なんだか面白そうな楽器がたくさんある〜!
と、中に入ってみると、どうやって音を鳴らすのかもよくわからない楽器がいろいろ並んでいました。
長男は吹奏楽部でトランペットを吹いているので、
トランペットに近いものを、と思っていたら、ありました!
でも、どうやって音を出すのか分かりません。
店主のおじさんに、これどうやって吹くの?と聞くと、吹いて見せてくれました。
チャラリ〜ララ チャラリラララ〜♪ (とは吹いてないと思うけど)
おお〜!これは、チャルメラ!!
今にも屋台のおじさんがラーメンを運んできそうな音色です。
これいくらですか?と聞くと、日本円で2000円くらいの値段で、拭き口のスペアも5つつけてくれるというので、
それと、その近くにあった鼻笛も買いました。もちろんおじさんにデモ演奏をしてもらいました。
鼻笛は、私は全く音が出せませんでしたが、息子が絶対喜ぶと思いました。
(実際、この二つは息子がめちゃくちゃ喜んでくれて、吹きこなしています。トランペットではなくオーボエの仲間じゃん、と言われてしまったけど)
楽器は買えたら、で、無理ならいいか、と思っていたら、こんなに簡単に、しかもお手軽な値段でふたつもお土産を買えて、とっても嬉しい気持ちになりました。
GRUBのお兄さんにナンパ?されちゃった話
さて、そろそろ、待ち合わせのある場所へと向かう時間です。
この場所からそこまでは、重いバックパックを背負って歩くには少し距離があります。
さて。
GRUBのタクシーを捕まえるか、と思っていると、
道端にいる普通のおじさんに「バイク乗る?」と声をかけられました。
でも、こわいこわい、向こうから声をかけてくる一般人の場合、いくら取られるか分かりません。
アプリで操作するより、実際目の前にGRUBのバイクタクシーの人がちょいちょいいるので、
グリーンの、GRUBの服を着てメットをかぶっている人がいたら、声をかけました。
一人目の人には「今、無理」と断られました。
ちょうどスマホに呼び出しがかかったみたいでした。
二人目の人は、「O,K!」と、すぐに荷物を受け取って自分のバイクの足元に入れ、(なるほど〜、こうやって大きい荷物も運ぶのか)私を後ろに乗せると、翻訳アプリでどこまで行くのかを尋ねてきました。
「ハノイ・オペラハウスまで」というと、走り出しました。
地元の人が乗るバイクと同じ交通手段で移動〜イェーイ、楽しい〜(自分で書いてて自分若いなwって思う今)
と思って、浮かれて後部座席で動画を撮ったりしていました。
風が気持ちいいし、道ゆく車もバイクも同じ目線。クラクションを鳴らしまくるところは相変わらずだけど、
いい買い物をしたことと、もう一人でハノイの疲れる街並みを重いバックパックを背負って歩かなくていいと思うと気分は上々でした。
そうしていると、運転手がスマホの翻訳アプリに何やら音声入力し始めました。
「片手運転やん!」とツッコミをいれたくなりましたが、
「どこからきたの?」とか「ハノイに何日いるの?」とか「このあとどこへ行くの?」とか
いろいろ質問してきました。
彼は英語が話せず、私はなぜか英語で翻訳アプリに話しかけ、ベトナム語に変換して読んでもらって会話をしました。
運転中に、タバコ吸う?と、タバコをくれたので、私は普段タバコを吸う習慣はなかったけど、
ベトナムのタバコがどんな味がするのか少しの好奇心と、旅先で進められたものは受けてたとうと、1本もらいました。
異国でバイクの後部座席で煙草を燻らせながら、普段3人の育児に追われる日本の生活と全く違う自由と、そしてちょっぴり不良になったみたいな気分を味わいました。
そのまま着くまで、正確に翻訳されているのかイマイチ不明な会話をして、オペラハウスに着いた時、ありがとうと言って
お金を払おうとしても、受け取ってくれません。
そのかわりにもう1本タバコをすすめてきました。
思いのほかそのタバコが美味しかったのと、待ち合わせの時間まで30分以上あったので、まぁいいか、ともう1本だけもらいました。
その前に、さっき吸ったタバコの吸い殻、どうすればいいの?と聞いたら、
道に捨てて、靴で踏み消すんだよ、という仕草でそうしろ、と言います。
「え〜!!無理、ハードル高い!それは無理、できない」
といっても、やれ!と。
「信じられない、灰皿とか持ってないの?日本では〜・・・」とかごちゃごちゃ言いながら、郷に従い、私も道路に捨てました。
(結局捨てる。)
ごめんなさい、ベトナム。
誰かが掃除してくれるのかな。
もう1本を吸い終わったらもう行こう、と思っていると、今度は男が翻訳アプリで
「あなたがこれから行こうとしているタイグエンには、何も綺麗なものはありません。あなたがもう一晩ハノイにいられるなら、ハノイの綺麗な場所を一緒に周り、ビールを飲むことができるのに」
と言ってきました。
おいおい、営業かよ〜
めんどー。
「だから私はダンスの勉強があってこれからそこに行く必要があるのです。もう20分で迎えのバスが来るので、もう行かないと、いくらですか?」
と、お金を見せると、それでも男はまだ受け取らず、
「それなら、あなたがタイグエンからハノイに戻ってきた時には、私にメールしてください、空港まで私が送ります」
と言い、日本円にして200円程度のお金だけを受け取って、去っていった。
彼はぼったくらない。
そのことだけはわかった。
さて、これは、はたしてただの営業だったのでしょうか?
それともガチナンパだったのでしょうか?
続きは、帰りのお話で・・・
でもまだ2日目。(で5記事)
旅はまだこの先、長い・・・(帰る日まであと5日)