春休みは、実家のある岐阜県へ、子どもたち3人を連れて帰省してきました。

 

1週間ほどの旅の、今回のスタートは、山梨県にある「むすひの学校」というところで行われた、

 

NVCのワークショプでした。

(※NVC=共感コミュニケーション)

 

ワークショップに参加したかったのは私で、

 

子どもたちは、待っている間、学校の中で遊んで待っていればいいか〜!

 

と、安直な考えで行ったのですが、

 

私は末っ子に「ママ〜遊ぼう!」と始終袖を引っ張られてあまり参加できず・・・

 

しかし途切れ途切れに、話を聞いたり参加していました。

 

 

ところが、気がつくと、長男(11歳)が、最初っからしっかりとこのワークショップに、参加していました!

 

私はひとことも、誘っていません。

 

なのに、しれっと輪の中に入っていて、話題に熱心に耳を傾け、

 

ファシリテーターの方の質問にもしっかりと答え、

 

グループに分かれてワークをする時もしっかり自分の意見を言っているではありませんか・・・

 

私はもうびっくりで、

 

こんなワークショップには興味ないだろうなと(まだ難しいかなと)彼をみくびって誘わなかった自分を一瞬後悔すると

 

ともに、

 

そんなことおかまいなしに面白そうだと思って自分から参加した彼を、

 

誇りに思うと共に頼もしくて嬉しくて何とも言えない気持ちになりました。

 

それは確かに、喜びでした。

 

 

 

NVCのワークショプでやることのひとつに、共感サークルというのがあって、

 

過去にあった、「モヤモヤした出来事」を一つ話し、

 

それに対してサークル(同じグループ内の数人)の人に、

 

その時本当はその人は何が欲しかったのか?

 

を想像してもらいます。

 

自分でももちろん探しますが、ひとにも共感的に、手伝ってもらいます。

 

床に、人間が普遍的に持っているニーズ(欲求)のカードが置いてあって、

 

そのなかから選ぶ形で探していきます。

 

息子と私は同じグループではなかったので、

 

どんなカードを選んだのかまでは知らないけれど、

 

サークルの中で自分の話を聞いてもらい、

 

自分の中にある大切な気持ちを聞いてもらい、

 

共感してもらうことで、

 

彼の過去に学校の友達との間であった嫌な思い出は、

 

とても癒されたようです。

 

 

こういうことって、大事だよな〜

 

と改めて思います。

 

 

私ももちろんその出来事を聞いて知っていたし、何度も話してきたことだけど、

 

母親じゃない全くの他人にそのことを話せることもすごいことだし、

 

共感的に受け取ってもらうことで、

 

人に対する信頼感とか、

 

安心感が、きっと彼の中で上がったんじゃないかなぁ。

 

 

これから世の中を生きて行くこどもたちにとって、

 

そしてもちろん大人にとっても、

 

人に対する信頼、安心感があってこそ発揮できる自分の力。というものがあるだろうし、

 

ひとがいきいきと生きて行くためには

 

やはりNVCは大事なコミュニケーションのツールであり、プロセスだなぁと思いました。

 

 

昨今は企業やスクールカウンセラーにも取り入れられているNVC.

 

その可能性をさらに感じた1日でした。

 

 

また家でも共感サークルをやってみようと思いました。