何年か前、某海外の有名なファストファッションのお店に行ったんですね。

 

そして、リサイクルポリエステルなるかわいげなニットのセーターを発見しました。

 

色とかデザインがかわいかったけど、「ポリエステル」って嫌な予感。いくらリサイクルされていても、

 

ポリエステルとかアクリルのニット=すぐに毛玉ができる

 

しかも、毛玉取りできれいにとれるタイプの毛玉じゃないんです。

 

なんというか、表面全体がざらざらしてきて、毛玉取りでキャッチできないような細かい毛羽立ちが目立ち、

 

あっというまに見すぼらしい印象になってしまう経験を何度もしたからです。

 

近くに居た店員さんに、「これって何回くらい着たら毛玉できますかね〜?」と聞いたら、

 

「だいたい5回ぐらいが限界ですね。みなさんワンシーズン着たら、買い換えられますよ〜」

 

 とあっさり。

 

 

・・・

 

 

5回着る服のために、三千円払えんな。

 

しかも、5回着た後に捨てる時の気持ちを考えたら、絶対に手が出せませんでした。

 

 

 

服の廃棄の量って、ものすごいんですよね。

 

5回でも、着たならまだマシな方で、世の中には、作られただけで売れ残って、廃棄されてる服がめちゃくちゃたくさんあるそうです。

 

(日本だけで1年間に10億枚の新品の服が廃られているそうです。)

 

可哀想と言うか、その資源、もったいなすぎるでしょ・・・

 

でも、ファストファッションってそういうことなのよね。

 

子供服のデザインがかわいくて、つい買っちゃったこともあったけど、

 

この話を聞いてから、某ファストファッションのお店には足が遠のいてしまいました。

 

その過剰な無駄サイクルには、あんま乗りたくないよね、できれば。

 

子どもを3人ももつと、いくら御古をいただいたとしても、やっぱりシーズン毎に足りない物を買い足したり、

 

すぐにサイズアウトしてしまう靴を買ったりと、なにかと出費が嵩みます。

 

なので親の自分の服とか、おしゃれはしたいけど、今おしゃれな服を買っても、あまり出番がなくて結局着なかったり、と言うことが多いので(今は息子を追いかけるため動きやすいパンツが一番)

 

あまり服にお金をかけません。

 

どうしても欲しい!と思うときは、なかなか店長のチョイスがいいな、と思っているアンティークセレクトショップに行って、

 

古着を買うようにしています。なるべくね。

 

昔は古着なんて嫌!と思っていたけど、

 

意外と、古着の方が素材がしっかりしていたり良い物を使っていたりして、丁寧に手入れをすれば長く着られるものもあります。

 

今モールや安いお店に並ぶ服のペラッペラな感じとか、見てもあまり欲しいと思いません。

 

素材を見ると大体アクリル、ポリエステルが混ざっているしね。

 

デザインで気分を変えたい時はいいかもしれませんが、

 

やっぱり綿やウール、カシミヤなどなるべく自然素材のもののほうが、手間はかかるけどあったかいし長く着られて、いいですよね。

 

昔、母親が口うるさく言っていた「その服、綿100パーセント?」が、正しかったんだなぁと思い知る今日この頃です。

 

 

2022年2月15日追記

 

綿といっても、それが新疆綿(新疆ウイグル自治区産の麺)だったりするかどうかも、本当は知れるといいなと思います。