少し前に話題になったワーママはるさんの著書「やめる時間術」をご存じでしょうか。
私もワーママをやっていた時、毎日Voicyで、ワーママはるさんのラジオ番組を聴きながら通勤していた。
はきはきとロジカルに話される内容が明快で、聴いていてとても気持ちよかった。
男女で平等に子育てしているのに、夫はキャリアをどんどん形成して行って、出世して給料も上がっていくのに、
妻は、子どもが生まれたら時短にしたり仕事をセーブするのが当たり前で(まだまだそういうケースが多く)キャリア形成が難しい、
離婚でもしたら圧倒的に不利だよね、っていうことをはっきり言ってくれる人って、今まで居なかった(私が知らなかっただけで居たのかもしれないけど)と思う。
これだけが彼女の言いたいことではないけれど、「よくぞ、言ってくれた!!」と、
同世代の働くママたちにどヒットするのもわかる。
そういう社会の構造や、雰囲気や、協力してくれない(ように見える)夫への不満が今の日本では爆発しまくっている側面もあると思う。
私みたいなバリバリのキャリアウーマンではなくても、やっぱり家庭を優先することになるし、
そのためにセーブしてきた本当はやりたいこと。もたくさんある。
もちろん夫婦で話し合ったり、子どもが小さいうちは仕方ないよね、と理解できたり諦めて時期を待つ、ということもやっている。
そのなかで少しでも人生そのものである時間をどのように、自分の好きなものにしていくか、
有意義でより心地よいものにしていくか、ということが書かれている。
本書の手引きの通りわたしも24時間を細かく何にどれだけ時間を使っているのか、書き出してみた。
本当に、家族の生活が日々うまく回るように先回りして動いたり、準備している時間がほとんどだった。
自分がゆっくりする時間なんて、ほとんどなかった。
「夕方は戦争」はもはやママたちの合言葉で、会社にいる時間だけが、仕事といえど一番ゆっくりできる=自分のペースで動ける、大人を相手に会話ができる 時間だった。
朝と夕方などは大統領並みに分刻みのスケジュールで動いており、
いつも何かに追われているようで、忙しく、でも、充実感がなく、
こんな生活早く終わりにしたい、とさえ思っていた。
外側に合わせて、ちゃんと滞りなく回るために、というのが目的って、ほんとにつまらないから疲労する。
なんのために?を大事にしたくて、よく考えたら、
子どもが元気で楽しく生活できていれば何もいらないやん?というシンプルな答えに行きつき、
今こんな楽しくないのはおかしい!!と思った。
そして、ひとつひとつ、「これはやらなければならない」と思っていたことをやめてみた。
朝から調理しなければならない
野菜を食べさせなければならない
学校に行かせなければならない
宿題を終わらせなければならない
習い事に行かせなければならない
ゲームは2時間以内で終わらせなければならない
夕食の品数は多く、栄養を考えて毎食手作りしなければならない
洗濯物は外に干して日に当て、乾いたら畳まなければならない
9時までに子供達を寝かせなければならない
ぜーんぶやめた。
数ヶ月後に、とうとう仕事までやめてみた。
大きな手放しだった。
今は毎日、ほんとに穏やかで平和な日々を送っている。
大きく困ることもなく、子どもたちも学校に行っているし、成績もなんか知らんけど二人ともめちゃくちゃイイ。
私が「毎日働いてくれてありがとうね〜〜」というので、
夫が「本当にやめてくれてよかった!!」と言っている 笑
前は私は夫に「自分ばっかり好きな仕事して、やりたい仕事ができない私の気持ちもわかってよ!!」と問い詰めてましたからね。
夫は、私の機嫌が悪くなることが一番嫌みたいです。
また私が「頑張る」のを恐れて、「家でゆっくり、してなよ。ネットフリックスとかみてさ。」なんていう始末。笑
頑張りすぎない程度に自分ももう少し仕事や活動を続けていきたいとはおもっているけど、
子供も小さいし、ほんとゆっくり、ゆっくり、こころからやりたいことからの行動を、起こしていけるといいなぁと思う。
ワーママはるさんの、やめる時間術、ライフシフト週間術はこちら。
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