次があるとしたらやっぱり私は助産院
前回まで、助産院での出産と、よくある普通の産院(産婦人科)のどちらの出産も経験したことから、体験談と思うことを書いてみました。
まぁ、ホテルのような綺麗な普通の産院は、そりゃ豪華だったしたしかに良かったですし、
そこで働いている方々はそれが当たり前の世界でなんの悪気もなく、仕事上たいへんお世話になりました。
屋根のある、暖かい部屋で安全に出産することができて、感謝しています。
でも、もう、次は選ぶことはないかな〜と思います。
助産院では、胎盤を見せてくれたり、お産がどんなふうに行われて、どうなっていて、どう体が戻っていくのか、
ぜんぶ見せてくれて、ひとつひとつを感じることで、「自分のお産」として捉えることができました。
普通の産院では、今、何が起こっているのか、なにも説明はありません。
それは、私が経産婦だからという理由だけではないと思います。
10ヶ月赤ちゃんとともにあった胎盤も知らないうちに処理されています。
赤ちゃんの胎便も、母親の私が見ることなく看護師さんの方で勝手に処理されています。ひとことも知らされることなく。
自分のお産なのに、他人事みたいです。機械的で、知らないうちに勝手にいろんなことがさっさと済まされていき、
納得も、実感も、あったものではありません。
わたしがこれが初産で何も知らなかったとしたら、恐ろしいことです。
もう私はこれ以上子どもを産もうと予定してはいませんが、もし万が一にも、もう一度産むことになったとしたら、助産院を選びます。
少しばかり遠くても、なんとか探すと思います。
もちろん産院も助産院も、いろんな考え方やいろんなところがあると思うので、よく話を聞いて、みて、選ぶことをお勧めします。
これからお産をされる方にとって、どうか納得のいく幸せなお産ができるよう良い巡り合わせがありますように・・・。
母乳を飲まれることで縮む子宮
それと話は変わりますが、前回までの記事に書き忘れた、と思ったことがあったのでここに記します。
赤ちゃんを産んだ後、赤ちゃんが母乳を飲むことで、大きくなった子宮がキュ〜〜ッと収縮して、どんどん元の大きさに戻っていきます。
その収縮で悪露も完全に体外に排出されてゆきます。
脳から出るオキシトシンというホルモンによって子宮収縮が促され、1ヶ月もするころには元のサイズまで戻ってしまいます。
神秘✨ですよね。
人間の体って本当によくできていると思います。
ミルクの場合、頻繁に授乳する母乳育児よりも、子宮の収縮が十分ではない子宮復古不全が、おこりやすいとも言われています。
ぎゅうぎゅう吸われてぎゅうぎゅうお腹(子宮)も痛くなりますが(収縮の力で)、そんな便利な機能が最初から備わっているなら、
その機能を使わない手はないと、思いませんか?
私も最初の最初は本当に、「私、母乳出るのか?」と思いましたよ。 ここだけの話すっごい胸小さいですしね
3日目くらいまでは本当に、あまり出てなかったと思います。
それでも体の力を信じて、励まして、見守ってくれた助産師さんのおかげで、無事3人とも母乳育児で育て上げることができました。
もし母乳で育てたい、という希望のある方は、助産師さんの母乳相談も、いろんな産院でもやっています。
ぜひ、相談に行かれてみてはいかがでしょう。