過去のことばかり振り返っているとなんだかそれはそれで体力を消耗するので、今日は最近読んだちょっといい本の紹介です。

池上彰監修の「なぜ僕らは働くのか」


コンビニ(セブンイレブン)に置いてあって、マンガも入って読みやすいので、「お、子どもにいいかも!」と思って購入しました。




10歳の息子も夢中で読みましたが、

大人が読んで見ても、いい!

学校にいけなくなってしまった男の子が主人公なのですが、それをとりまく家族の優しさや愛と共にストーリーが進みます。

私たちの、生活は、たくさんの沢山の他人の手(働き)によって成り立っています。


世の中にはいろんな仕事があって、自分ができることで、社会の役にたてばよくて、必ずしも一人で何でもできる必要はないし、

自分が無理をしないで、何をしたら喜ぶのかと言うことをよく知り、それをして人の役に立ちながら生きていくのが大切、ということが書かれています。


当たり前といえば当たり前

だけど、学校でもこんなにわかりやすく

なぜ働くのか、ということを教えてもらったことはないなぁと思います。

印象的だったのは、周りの大人や先生に言われたことを鵜呑みにしていい子になるんじゃなくて、しっかり自分の人生を幸せに生きよう!というメッセージが良かった。

これから大きくなる下の子2人にもぜひ読んでもらいたいな、と思います。


私にとっても、改めて働く意味や、プライベートや趣味とのバランスを考えるとてもよい機会になりました。


今、車を修理に出しているのですが、

車をなおしてくれる修理屋さん、保障会社の方、

誰ひとりの仕事がなくてもそれは成り立っていないことだし、

今朝息子が飲んだ牛乳の、パックを作った人、牛乳を搾った人、家まで届けてくれた人、コップを作った人、それを売る人、ほんとに数えたらキリがないほどたくさんのひとの仕事によって、私たちは生かされているのだなぁと思います。

そういう私も、今は会社に勤めるという形での仕事はお休みしているけど、こどもの食事を毎日作ったり、洗濯をしたり、おむつを替えたり、保育園に送ったり宿題を見たり、と、たくさんたくさん仕事をしているなぁ…と思いました。