そんなこんなで、喘 ぎすぎて感じすぎて朦朧となってるオレの腰を抱えて、ようやく サトシ が挿ってきた。
散々愛されてトロトロに蕩けた場所に、硬くて大きくて存在感バツグンのがぐぅっと押し入ってくる。
「きっつぃな…」
………ぁぁぁ…
声、出ない。
ハフハフ変な空気音だけ。
舌も指も届かないずっと奥、ぐぐっと 抉 られて、苦しいのとキモチいいのとそっから突き上げてくる獰猛なほどの快感に、声を失くしたカラダがピチピチ跳ねる。
「ちょ、動くな…」
肩を掴まれてヒクつくカラダを押さえつけるけど、
「あっ、あ、千切れそ…」
ほら、ンなことしたら、ナカ、もっと悦ぶってば。
オレの ウシロ は、愛しい サトシ にねっとりとしゃぶりついて絡みついて、もっと奥へ、もっと中へと引き摺りこもうとしてる。
「喰われそ…っ、くっ…」
苦し気に呻くサトシの声と、遠くに聞こえる波の音
溶け合って流れてオレを包む。
ああ、耳でもイきそう…。
どうしよう。
波の音だけで 発 情するようなカラダになっちゃったら。
キツク 抱 かれて 揺 さぶられて、まるで荒れ狂う嵐の海に放り出された手漕ぎのボートみたい。
ガンガン押し寄せる大波に翻弄されてもみくちゃにされて、最後、ぶっ壊れるんだ。
でもね、どんなに、バラバラに木っ端みじんになっても、どうってことない。
サトシがね、波間に漂うちっぽけな木屑を全部拾って掻き集めて、温かい胸に抱き締めてくれること、知ってるから。
何度でも何度でも。
そう、あの波が続く限りね。
それって、
永遠ってことでしょ?
ね。
つづくかも…。