しおかぜ  ( Hit the fioor 近況 1 ) | Blue in Blue fu-minのブログ〈☆嵐&大宮小説☆〉

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嵐、特に大野さんに溺れています。
「空へ、望む未来へ」は5人に演じて欲しいなと思って作った絆がテーマのストーリーです。
他に、BL、妄想、ファンタジー、色々あります(大宮メイン♡)
よろしかったらお寄りください☆

 

★新記録じゃね?ってほどの速さで『禁』をいただきました(;^_^A。分割してみます★

 

 

 

 

 

ザザ…  ザザ…

 

 

 

 

沈みかけの夕日、柔らかなオレンジの光、濡れた砂、寄せる波、引く波。

頬を撫でる風は、少しだけ秋色。

 

 

波打ち際をゆっくりと歩く。

 

 

まっ白だったオレの足も、毎日の散歩にいつのまにか灼けていた。

 

 

 

「黒いカズもレアでいいけどさ、おれ、やっぱ白いのがいい」

 

昨夜のサトシのつぶやき。

 

 

海に向いた窓を開け放ち、月明かりの中、裸 に剥いたオレをベッドに横たえて、

薄っすら付いたサンダルの跡を唇で辿りながら、ちょっと膨れていた。

 

ふふ、くすぐったいよ。

 

「ほら、ここみたいにさ…」

 

あ…

 

ふくらはぎで遊んでた指がついっと動き、膝ウラを押し上げて晒された内腿。

一番白くて柔らかいとこに、愛しい唇がくっきりと赤い跡を残した。

 

 

 

 

 

そっか…、そしたら靴でも履くか。

日焼けなんてしたこと無いから、自分でもレアなんだけどな。

小麦色の足はもう見納めってことで。

 

 

 

 

海は広いな  大きいな

月が昇るし 日が沈む


海は大波 青い波

揺れて 何処まで 続くやら

 

海にお船を浮かばせて

行ってみたいな よその国

 

 

歩きながら、口ずさむ。

そんなことあるわけないのに、遠い昔、誰かが歌ってくれたような。

 

 

 

 

海、いいね。毎日見てたいな…

 

オレの一言で、サトシはこの近くの空き家になってた古い家を買った。

 

「元々お前のだから、いいんだよ」

 

あの夜、回収した金。

 

潤くんとの激しい攻防の末、結構な額を奪われたらしいけど、それでもあの家を買い取って改装するくらいの金は残ったらしい。

 

こんなオレに、どんだけの値札が付けられてたんだか…。

 

「おれ、もう一生会社にこき使われんだからさ、カズ、ずっとそばで癒すんだぞ」

 

情けないような、でも嬉しそうな顔をしていた。

 

ふふ、喜んで。

 

 

 

 

 

 

 

 

★分割2へ続く★

 


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