「やる気」の素
こんにちは。
スポーツ店専門コンサルタントの梅本泰則です。
町の小さなスポーツ店さんの悩みを解決するヒントを、少しづつご紹介していきます。
今日お伝えしたいことは
■ 従業員の「やる気」を左右する要因は4つある
今回から新しいテーマに入ります。
「従業員がやる気になる方法」です。
どのお店にとっても「人」の問題は悩ましいものです。
「やる気」のある従業員ばかりとは限りません。
そんなお店の人たちもやる気になれば、ますます繁盛します。
そのための方法を考えていきましょう。
さて、時として、お店の人に「やる気」が感じられなくて困ったことはありませんか。
お店の人の「やる気」がしぼんでしまうと、お店の中は何となく沈んでしまいます。
とかく人の心をコントロールするのは、むつかしいことです。
お店の人に「やる気」を出してもらうには、どうしたらいいのでしょう。
まずその前に、どんな時に「やる気」がしぼむのかを考えてみましょう。
一般的に、働く人の「やる気」を左右する要因には、次のようなものがあります。
・報酬
・仕事の内容
・職場での人間関係
・リーダーシップ
です。
「報酬」とは、給与のことばかりではありません。
満足感とか、達成感とか、心に関するものも報酬と考えます。
「仕事の内容」とは、例えば、今の仕事が自分にあっているかどうかとか、仕事のレベルが高いか低いかとかで、やる気が違ってくることを指します。
「職場での人間関係」とは、まさに職場内で、良いコミュニケーションがとれているかどうか、ということです。
「リーダーシップ」とは、社長、店主、店長など、上司となる立場の人が、強いリーダーシップを発揮しているかどうかがポイントです。
とはいえ、従業員の方が、これらのどんな要因で「やる気」がなくなったのか、実際にはよく分かりません。
本人に聞いても、本当のことは教えてはくれないものです。
でも、一つ言えることがあります。
それは、売場では、皆元気よく、活き活きと働いてもらわねばならないということです。
なぜなら、そうでないとお客様が逃げてしまうからです。
お客様が逃げれば、売上が落ちます。
一大事です。
何としても、「やる気」を出してもらわないと困ります。
ですから、経営者のあなたは、普段からお店の人たちのやる気が出る方法を、実行しなければなりません。
つまり、「報酬」を与えて、「良い仕事」をしてもらい、「人間関係」に配慮しながら、「リーダーシップ」を発揮することが大切です。
そうは言っても、そんなにうまく行くものではないでしょう。
そこで、次回は少しポイントを絞って「やる気」を出す方法を考えてみます。