グリコの非常食 | お客さんが集まる元気なスポーツショップのつくり方

グリコの非常食

グリコは大好きです。


特にキャラメルが好きです。


ポッキー、プリッツ、ジャイアントコーン、


どれも「グリコ」です。


ところが、


これらの商品名は有名ですが、「グリコ」を意識したことはありません。


「ポッキー」を買う人はいても、「グリコ」だから買ったという人は少ないようです。


ですから、江崎グリコは「グリコ」というブランドの知名度を上げたいと考えています。


「日立」や「キヤノン」のように、企業名もビッグになりたいというわけです。


「グリコワゴン」 を全国縦断させて宣伝をしたのも、その表われです。


なかなか頑張っています。


「オフィスグリコ」 もその一環なのでしょうか?


知っていますか、「オフィスグリコ」。


事務所向けの置き菓子で、3段のプラスチックボックスに入っています。


一週間に1~2回の頻度で担当者が訪問して中身を補充する仕組です。


1997年から導入されたと言いますから、結構歴史は古いですね。


これが意外と売れます。


年商40億円だそうです。


設置をされているのは、全国11万台。


この「オフィスグリコ」が今回の震災で力を発揮しました。


東京での帰宅困難者で、会社にとどまった人たちの「非常食」として
役に立ったのです。


「グリコ」のブランド力が上ったのではないでしょうか。


結構ユニークな企業だと思います。




※情報源:日経MJ(2011.4.27)