宅配と通販 | お客さんが集まる元気なスポーツショップのつくり方

宅配と通販

通販業界も、紆余曲折を経て成長を続けています。


2007年の市場規模は4兆2600億円で、前年比10%の伸びだという
データがあります(富士経済)。


市場の流れは、インターネットやモバイル通販の伸びが著しく、今までの
主流であったカタログ通販の売上を抜いてしまいました。


カタログ通販が伸び悩んでいる、というわけです。


そんな中で、面白いカタログ通販の業態が出現しました。


ドリームクリエイトという会社が始めたサービスです。 
http://www.dreamcreate.jp/


ドリームクリエイトは、ヤマト運輸の社内ベンチャー制度で出来たのですが
ヤマト運輸も、なかなか柔軟なとことがありますね。


この会社のサービスは、全ての雑誌を通販カタログにしてしまう、
というものです。


つまり、

全国のファッション誌に掲載された衣料品、服飾雑貨を、ユーザーの代わりに
探し出して購入、配達するというのです。


ユーザーにしてみれば、雑誌掲載の商品を買おうとすれば、その商品の提供
メーカーや小売店に問い合わせをして、購入をしなければなりません。


これは、なかなか手間ですし、入手が出来ない場合も多いです。


この作業をがドリームクリエイトがやってくれるのですから、便利です。


そして、どこに住んでいても最先端の商品を簡単に買える。


いわゆる、買い物代行サービスですね。


気に入った商品を見つけたユーザーは、「ネコレ」に申し込みます。
http://www.nekore.com/


商品を探し出す手数料は、1万円未満の商品ですと、¥3800です。


このサービスのユーザーターゲットは、10代後半~20代女性中心だ
そうです。


確かに、私が勤務していたメーカーでも、ファッション誌に商品を紹介すると
若い男女の方から、ひっきりなしに「販売店を教えて欲しい」という電話が
かかって来たものです。


ですから、

手数料を払ってでも、その商品を欲しい人達がいる、というのは理解できます。


ドリームクリエイトのスタッフは大変でしょうが、他人のフンドシで
相撲をとる訳ですから、これも仕方がありません。


ただし、
この新しいサービスが、どのくらいの規模になるか、私にはとんと予想が
つきません。