35話解説の続きを書いていたのですが、書いている途中でアプリが強制終了してしまいました。どこにも保存されることなく書いていたものが全て消えてしまい、ショックで書き直す気力がありません。あともう少しで書き終わるところだっただけに、 そのショックは大きいです(泣)



なので、本日は内容を変更してお送りします。






ついこの前のこと。友人Yくんが自宅に遊びにきました。二人でDestinyのゲームをやって遊んでいた時のことです。(古いゲームだけど…)


このギャラリーが埋まるのもあと3つだね、何て話をしていた時のことです。


Yくんが突然、「アスランってさぁ、結局誰が好きなんだろ?カガリ?メイリン?ミーア?ルナマリア?わかんねぇ」と言い出しました。結構前にアスランとカガリのシーンやセリフを解説したはずなのに、まぁた聞いてきたのです。で、これ、案外検索ワードでも多かったりするのですよ。「アスランが好きな人は誰か」みたいな。でね、アスランが女にだらしないと見ている方もいらっしゃって。(それはYくんも)



まず、アスランは女にだらしない人ではありません。「誰に対しても誠実な男」なのです。そして優しい。そこが誤解されて女にだらしなく見えてしまうのだと思います。そして、誠実な男かつ優しい男だからこそ、「罪作りな男」なのです。この二つのシーン何か、特にそれを象徴しているシーンと言えます。誠実さ、口調や言動の中にある優しさ。それを感じるから、女性はそこにドキッとして惚れたり、期待してしまう。こういうところが女性たちから好意を抱かれる最大の理由と言えるかもしれません。(ルックスや経歴を見て勝手なアスラン像が一人歩きしているキャラクターもいるが)




アスランはそういうことを計算してやれるような人ではありません。誰に対しても誠実で優しい。本当に「罪作りな男」です。



これを見ていちいち嫉妬したり、憤慨するような女性ではアスランとはやっていけません。「それがアスランだからね」、「しょうがないなぁ」と思える人でないと、とてもじゃないけどやっていけません。



そして女にだらしないのはアスランではなく、キラでしょう。




続いて、Yくんや検索している方の質問、アスランは誰が好きなのか。



アスランはカガリやメイリン、ミーアにルナマリア、みんな好きですよ。



Yくん「………………………」←ちょっと?ムッとしていました(^^;



だって、本当にそうですから。



ただし、その「好き」が同じではないのがポイントです。



メイリンやミーア、ルナマリアに対する「好き」とカガリに対する「好き」は全く違うものです。



「焦らなくていい。夢は同じだ」



このセリフが本当に全て。



そして、抱きしめることで伝えた気持ち。こちらにも伝わってくる想い。


カガリへ向ける「好き」は違うものであることが読み取れるのです。



一人の男として愛する人、強く繋がった心、強い信頼、同じ方向を見る二人の関係、互いを必要とする存在、そこにある自らの存在価値(居場所)。だからこそ、カガリはかけがえのない特別な人。アスランのカガリへ向ける「好き」は自らのそういった気持ちが込められた「特別」なものです。



「好き」は「好き」でも、カガリと他の女性キャラクターたちに対する「好き」は同じものではないということはご理解頂けるかと思います。



最後にもう一度書いておきましょう。



特に二人を通して制作者側が伝えたいこと→一緒にいることが大事なのではなく、「心の繋がりが大事なんだよ」。




以上、アスランは誰が好きなのかについてでした。





読み取るのはとても難しいですが、それが楽しかったりもします。カガリとアスラン、二人が大人になったと同時にこれが理解できるようになったのは、僕も歳をとったということでしょう。