ドラクエ7、完全初見プレイ感想です。



フィリアと別れ、谷を後にした主人公一行。さっそく現代の聖風の谷へと向かいます。


聖風の谷へと着き、下へ降りていくと、男性が座り込んでいました。話しかけると、息を切らせながら「ようこそ」と歓迎されます。


「この谷は、かつて大空を駆けた伝説のリファ族が…ひいふう…暮らす谷です…


ということは、この男性はリファ族になるわけで…。これは驚きです。今やリファ族には翼はなく、翼によって大空を舞っていた時代は遥か昔のことのようです。この男性は翼がないため、自らの足で階段を上ったり下りたりしなければならないため、とてもキツイとのこと。だから、息を切らせているわけですね。


「我々がかつて自由に空を飛んだなど、ただの伝説だと思われるでしょう?」


伝説ではないです。飛んでいるところを実際見てきましたから。だから、「いいえ」と答えます。


すると、こんな伝説を信じられるなんて…と驚かれてしまいました。あの過去の時代が「伝説」と言われてしまっているほど、時が経っているのですね。


おば様のフィリアが新しい世代だというのは、本当でしたね。フィリアはもしかしたら、他の人たちよりも先に進化していたというか、時代の先を歩んでいたのでしょうね。ただ、この時代にいたらいじめを受けることも、親から「恥ずかしい」と言われて捨て子にされたり、肩身の狭い思いをしなくてすんだのに…と思ってしまいます…。逆に翼があったら、今度はその人がフィリアのような思いをしていくのでしょうか?気になりますね。


さっ、谷を探索しましょう。


谷の人たち、全員翼がありません。空を飛べたら…と憧れを抱いています。何か、不思議な感じです。ついさっき、飛べなくなっていた状態から再び飛べるようになって喜んでいたところを見てきたばかりですから。


「族長様が我々の前にお姿を見せなくなってから随分になります。お体の具合いでも悪いのかしら。心配だわ…」


族長に挨拶をしようとお宅を訪ねたのですが、訳あって中に入れることは出来ないと言われてしまいました。残念です。姿を見せない、中に入れない。理由は具合いが悪いわけではなさそうですね。具合いが悪いのなら、病気だからと言えばいいだけのことですから。心配をかけたくないのなら、尚更病気であることを言うべきだと思いますし。谷の人たちの前に出られないというのは、姿を見せられない、見せたくないとする理由があるのではないでしょうか?結局探索が終わってもお会いすることは出来なかったので、また後で訪れることになるのでしょうね。



宿屋にいる男性が、この谷では子供たちの間で変わった遊びが流行っているようだと教えてくれます。変わった遊びとは何でしょうか?反対側の谷へ渡ります。すると、イベントが始まりました。


どうやら変わった遊びというのは、ブーメランのようです。風の吹く地だからこその遊びと言えますね。ブーメランは新たな風の象徴になれるでしょうか?
失敗したらブーメラン流されちゃうかもしれないのに…」


勇気か…。フィリアやあの男の子、あれからどうなったかな?とても気になるんですよね。ちゃんと仲直りできているといいなぁ。


「さぁ、お前もやってみな」


「川に向かって投げるのは怖いなぁ…。せっかく買ってもらったばかりだし…」


買ってもらったばかりのブーメランを川に向かって投げるのは、確かに勇気いりますよね。落っことしてしまったらまた買ってもらう必要があるわけですし、その前に当然親に叱られてしまうでしょうから。


「そうやってやらなきゃ上手くなんかならないさ!さっ、いいから!


失敗を恐れない勇気。


「…うん。よし!やってみるよ!」


とは言ったものの、やっぱり怖いようです。そして、結局投げることはしませんでした。


二人に話しかけてみましょう。


「人にぶつける何てヘタッピだなぁ。なのに、もう練習をやめちゃうし…」


あー…宿屋にいる男性がぶつけられたって言っていましたね。川に向かって投げていてもぶつけてしまう。練習しないと上手くはならないけど、危ないですね。


川に落としてなくしたら、もうそれっきりですものね。難しいです。強要すること何て、それこそ出来ないですし。


この子がブーメランを始めたキッカケは、隣の男の子に憧れたから…でしょうかね?この子が本当に「上手くなりたい」と思ったら、自ら投げると思います。人に言われてやるのではなく、自ら思い立つこと。助けたいと言ったフィリア。もういじめはしたくないと言った男の子。自分がこうしたいと思ったから、あの二人は勇気を出すことが出来ました。この子にもそういう時が来るといいですね。


「どうして男の子って一人が始めると、みんな同じことをするのかしら。不思議よね。私はそういう個性のないことはキライだわ」


投げられない男の子がブーメランを始めたキッカケは、隣の男の子が始めたからなのですね。てっきり憧れだとばかり思っていました。あの子がやっているから自分もやるでは、上手くなることはないですね。そりゃ練習もしないわけですよ。「上手くなりたいからやる」という自発的な理由ではないのですから。その情熱もなさげですし。君はどうしたいの?とすっごく聞いてみたいですね。


商人「ここに来る前に、北の神殿を見てきました。じつに立派な神殿でしたよ。特にあの精霊の像…確か、呼び名がマリア…あれ?ユリアだったかな?とにかく、あなたも一度行った方がいいですよ」


精霊の像がマリア?ユリア?……それは「フィリア」のことでは?


どうして精霊の像がフィリア何て呼ばれているのでしょうか?もしかして、フィリアに風の精霊のアザがあったからとか?気になりますね。探索が終わったら、すぐに行きましょう。


「この谷にはかつて人を空に浮かべる石があったという言い伝えがあるのだ。本当ならば手に入れたいが、果たしてそんな石がどこにあるのか…」


言い伝え何て言われてしまうほど、あの過去の時代から年月が経っているのですね。恐らく、何百年というほどの…。そしてその石は主人公が持っている神の石のこと。この男性が手に入れてしまったら、便利なものに頼りきって生活していた過去のリファ族のようになるのは間違いないですね。


かつて空を駆けたリファ族は、進化の過程で地に足をつき、生活を始めた。つまり、こうして地の上を歩くことこそが神の教えだと私はそう考えているのです」


それは、フィリアを通して…ということでしょうか?現代はおば様の言っていた通りの時代になったのですね。そしてやっぱりフィリアは進化の人でした。


では探索も終わりましたし、北の神殿へ向かいましょう。


神殿へ向かう途中にあった集落がなくなっています。まぁ、神殿の黒雲を払って取り戻したわけですから、必要なくなりましたものね。なくて当然ですね。


「リファ族の神殿へようこそ。ここに来たからには、是非フィリア様のお姿も見ていってね。えっ?フィリア様のこと?この神殿にある精霊様の像を、みんなそう呼んでいるのよ」


フィリア様!?すごいなぁ。皆から崇められていますよ。精霊のアザがあったからとかそういう理由ではなく、彼女自身が人々から敬意を表され、崇められているのですね。アイラが言っていましたが、あの時のフィリアの勇気が谷を救ったわけですし、あのあとも立派に生きたのでしょう。じゃなかったら、精霊の像をフィリア様とは呼びませんから。


この神殿の中にも神の石を探している男性がいました。この男性によると、神の石があればこの谷より遥か東にあるほこらから天国に行けるようです。天国っていうか、天空城みたいな感じでしょうかね?んで、谷の次はそこへ行って神の石を使うことになるってことでしょうか?しっかし、フィリアは神の石を主人公一行に預けて正解でしたね。この時代に神の石があったらロクなことになってないですよ。



神の石の重要な情報を得ることが出来ました。神の石はただの石コロではなく、地上に落ちた天空の神殿のカケラとも伝えられているもののようです。地上に落ちた何て聞いてしまうと、本当に神は魔王に敗れたんだなって実感してしまいますね。で、どうやら神殿は4つの小神殿からなり、その一つが東の地に落ちたとのこと。なるほど。そこで神の石を使って落ちた神殿を浮上させるって感じになるのでしょうか?これは行って調べたいところです。でも、次の石版の地にも行きたいんですよね~。迷います。


「この古文書の意味がどうもよくわからんぞ…。神殿にある風のローブをまとい…じゃと?フィリア様はローブなどまとっておらんし、この古文書も怪しいもんじゃな…」


何かの伏線でしょうかね?族長にも会えないですし、天空の神殿の件もある。今はまだその時ではない感じなので、魔王との戦い直前になったら大きく関わってくるのではないでしょうか?


これはフィリア様が書かれたという本の一文です。しかし、我々には風の祭壇の場所さえ、ハッキリとわかってはいないのです」


祭壇?神の石が置いてあったところではなく?何でしょうね?学者さんがわからないのでは、主人公一行にはもっとわかりません。フィリアは後世に書物を残しただけでなく、その風の祭壇にも何か残した可能性がありそうです。もしかしたら、それが風のローブなのでは?フィリアは魔王の存在に気が付いたのでしょうか?そのような気がしてならないです。そして、再び谷に災いが起きることを予測して…っていうのはいくら何でも考えすぎですよね。


何か、どんどんやることや行く場所が増えていきますね。こういうの大好きです!!


さて、フィリアの像のところへ行きましょう。あっ、その前に青と黄色の石版を手に入れました。残る台座は二つ。二つの地を解放すれば地図が完成しますね!


フィリアの像のところへ着くと、シスターが立っていました。


「フィリア様は太古より、ここからリファ族の大地と風の塔を眺め続けています。

た、太古よりって…(^^;すっげぇ昔なのですね。そんな昔から現代まで言い伝えが残っていたり、崇められていたり、フィリアってすごいんだな。立派な大人に成長し、谷やこの大地のために懸命に生きたのでしょうね。誰よりも勉強したり、動いて。そんな姿が想像できてしまいます。


「旅の方。この精霊様の像がどうしてフィリア様と呼ばれているか、わかりますか?」


わかりません。でも、あの時フィリアの勇気がなかったらリファ族は絶滅していたので、その勇気を称えたからではないでしょうか?


「はるか昔、まだリファ族が自由に空を飛べたと言われる頃のこと。この地に悪の使いが舞い降り、人々を絶望の淵に追いやったのだそうです。
その方の名をフィリアといい、今も精霊様の像の名として私たちに親しまれているのです。4人の英雄というのが誰のことなのかは、今でもわかっていないそうです。ただの神話かもしれませんが、私はこの話しが大好きなのです。

長い年月と共に名前を忘れられてしまうのは、最早お約束です。でも、残っていなくていいのではないでしょうか?主人公一行はただお伴してヘルクラウダーを倒しただけですもの。あの時、フィリアが「助けたい」と言わなかったら今のリファ族も聖風の谷もなかったわけで。本来なら、「お前らがどうなろうが知ったことか」とシカトしてもおかしくなかったのに、ですよ。フィリアの優しさと勇気が称えられ、この時代までしっかり語り継がれていることの方が僕は嬉しいです。


アイラ「この時代までフィリアちゃんのことが語り継がれているってことは…あの子があれからも幸せに暮らしたっていう一番の証拠ね」


本当だね。それが何より嬉しいです。


メルビン「こうして今になって過去の聖風の谷での出来事を考えると、
う~む…思い返せばじつに意味深い出来事でござったな」


便利であることは良いことですが、それにすっかり頼りきって楽をするようになり、それ故に本来の生き方を忘れてしまうことがいけないと思いますね。


止まない風という便利なものに頼りきった過去の聖風の谷の人々は楽を覚えてしまったので、それ以降歩くことを全くしなくなりました。結果、歩くことさえ出来ないどころか、歩くことを忘れてしまったという感じです。飛ぶことが楽チンで、歩くことや体を動かすことをしなくなったので、当然筋力はがた落ちします。だから、風なしでは生きられない体になってしまい、立っていることさえも出来なくなるという貧弱ぶりでした。要は「使い方」だと思います。頼りきって楽を覚えてしまうと、そこから抜け出すことは難しいです。便利なものに溢れている今の時代。過去のリファ族の人たちのようにならないためにも、今一度自分の暮らしぶりを振り返る必要があるでしょうね。


で、現代のフォロッド城でからくり人間何てものが出来てしまったら、過去のリファ族以上に危険な感じがしますね。仕事も家事も何もしないダメ人間だらけになる可能性大ですから。本当にロクなことにならないですよ。「便利なもの」は、必ずしも人のためとはならない。便利なものに溢れている今の時代で、これは良いエピソードですね。


神殿の次は、南にある風の塔へ向かいます。過去の聖風の谷の地では炎のブーメランが入った宝箱がありましたが、そこには立派な塔が建っていました。


どうやら出入りは禁じられているようで、中には入れません。

この塔は一体誰が、いつ作ったのでしょう?謎です。でも、フィリアはこれに関わっていると思いますね。風のローブは、きっとこの中にあるはずです。このあといずれ訪れる時がくるでしょうから、その時を待つことにします。楽しみですね。


以上で、現代の聖風の谷は終わりです。次は天空の神殿も気になりますが、新たな石版の地に向かうことにします。次はどんな所で、何が待ち受けているのでしょうか?楽しみです。