アスランとカガリベスト5、第1位の発表です。

アスランとカガリベスト5、第1位



第1位「君は、俺が守る」(ガンダムSEED第48話「怒りの日」より)※リマスター版



第1位は変わることなく、このシーンになりました。解説は以前、こちらで書いているため、このシーンについては詳しくは触れません。


どのシーンも大差はなく、接戦でした。中でも第2位とは大接戦で、とても悩みました。では、2位との差は何か、何が差をつけたのか。


それは、地球をバックに唇を重ねる二人のシルエットの美しさです。

ガンダムSEEDでこんな美しいシーンは他にありません。Destinyでもです。邪魔をする音楽もなく、ガヤの声もありません。完全に二人きりなのです。出会いからここに至るまでの動きや変化、状況や背景をみてきた一視聴者としては、とても胸に迫るものがあります。


さらに2位との明確な差を申し上げますと、2位は二人が(特にカガリが)大人になってしまったことで切なさや寂しさを伴います。子供時代との別れ、大人になった二人の旅立ちを見送る、見守っていくシーンでもあるため、その感情の分が1位との差です。


1位のこのシーンは切なさや寂しさは伴いません。純粋に、素直に美しい、素敵と思えるシーンです。


失われていく、終わる関係もあれば、新たに生まれる関係もあるわけで。そして、このシーンは単純に二人が唇を重ねただけのシーンではないことも大きいです。


アスラン「カガリに会えてよかった」

あれだけカテゴリーにとらわれ、区分があり、ナチュラルを見下し、差別していたアスランが、ナチュラルのカガリを一人の人間、女の子として見て、一人の男として想いを寄せるようになる。アスランの成長とカテゴライズ脱却がよくわかるセリフです。


カガリからすれば、これはとても嬉しく、心に響く言葉だったということは、Destinyをみればわかることです。


ありのままの自分を、カガリという存在を承認し、肯定する言葉。そして重ねる唇。これは女性としての喜び、幸福感がギュッと詰まったシーンでもあるわけですから。


そりゃ決して忘れられない素敵な思い出として残るのは当然です。


また、このシーンでキュンとくるのは、二人のギャップです。


普段はどこか情けなくて頼りなくて、コイツ大丈夫か?と心配が尽きない男が、いきなり強く抱きしめてくる。自分の目を見てハッキリと「君は俺が守る」と告げて、キスをしてくる。


これはカガリは嫌でもアスランを男として強く意識するようになりますって。


反対にカガリは普段は男みたいなのに、アスランを見つめる表情が女の子になっています。アスラン(男)からすれば、ドキッとするものです。


アスランの男らしさ、カガリの女の子らしさも出ており、そのギャップにやられたのは僕だけではないでしょう。


敵同士から顔と名前を知る存在となり、やがて共に戦う仲間となり、そして一人の人間としてお互いに想いを寄せるようになる。そうして二人が出会った地球をバックに重ねる唇。

いや、もう素敵すぎます!アスランに回すカガリの手からは気品を感じますし、尚素敵です。


まだまだ二人を待ち受ける現実、取り巻く現実の厳しさを知らない時であり、子供の時です。そんな二人にとっては非常に少ない青春の思い出であり、幸せな時だったかもしれません。


ずっとみてきた視聴者としては、何度みても胸に迫るものがあります。素敵ですね。地球をバックに唇を重ねる二人のシルエットのこの美しさは、本っ当にロマンチックです。もう僕の中では不動の1位かもしれません。それくらい素敵です。いつまでもずっと応援していきたい二人です。



以上、アスランとカガリベスト5でした。ほんとに悩んだベスト5で、悩んでいる時もとても楽しかったです。どのシーンも全く大きな差はないです。どれも大好きですから。


お付き合いくださいまして、どうもありがとうございました。




次回は、キラとラクスについて書いていく予定です。