去年の9月21日。
一生忘れない日になりました。
それは悲しい悲しい出来事でした。
大切な家族の一員だったコロ。
犬ですが、19歳で天国へ旅立ちました。
人間で言えば大往生、ほんとに長生きした子でした。
大きな病気もせず、雑種で、吉祥寺のアーケードの外でおじいちゃんが自転車で売ってたんです。
娘がすごく欲しがって、普段は何かを買ってほしいってそんなに言う子じゃなかったのですが、その時たまたま三鷹に用事があって、終わるまで時間があるから吉祥寺にご飯食べに行こうって行った所に人だかりが出来てて、何かと思って近付いたら、仔犬が売られてたんです。
珍しく娘が泣いて欲しがったんです。
社宅に住んでた私達は一軒家に住むような事があったら犬でも飼いたいねって話してたのを娘が覚えていて、ちょうど一軒家に引っ越したばかりの時でした。
生き物を飼うって事はたいへんな事なんだよ、病気もするかもしれないし、毎日雨だろうが雪だろうが犬はお散歩に行かなきゃいけないんだしってなだめてもどうしてもどうしても泣きながら欲しい、ちゃんと面倒見るし、お散歩もちゃんとするからって言ったのを覚えています。
予防接種も自分のお金で受けさせるって貯めてたお年玉を使い、お散歩もその当時娘は小学4年生だったとおもうのですが、朝も夕方もきちんと散歩に行き、中学になって朝練の前に起きてお散歩に行き、部活から帰ってくるとお散歩に行き、ほんとにちゃんと面倒を見ました。
ただ、冬は外が暗くなるのが早いし、女の子1人で散歩させるのは危ないので私達も協力はしましたが。
高校生になっても朝は早く起きて学校に行く前に散歩に行き、ほんとにきちんと面倒も見ました。
社会人になるともちろん行ける時は行っていましたが、飲み会などがあるとわたしや同居してる母親が行ったりもしました。
親バカでもありますが、コロはほんとにいい子で無駄吠えせず、穏やかなあんな犬とはもう巡り会えないとまで家族でよく言ってました。
ほんとに生き物との別れってあんなに悲しいんですね。
涙もこんなに出るんだって思いました。
コロは最後まで空気を読んで、滋賀に住んでいる息子も帰ってくる事ができ、コロをお見送りするときは、娘もちょうど有給でお休みでした。
家族みんなでおくってあげる事が出来ました。
ありがとう、みんなに癒しをくれて。
ありがとう、うちに来てくれて。
でもうちで、果たしてコロは幸せだったのかなーって家族で言ってました。
初めて飼った犬。
わたしは今でもあんまりコロの写真を見る事が出来ません。
息子も滋賀から帰ってくると、すぐにコロの骨壷の前に行き、必ず泣いてます。
いい歳した大人ですが。
あんまり悲しむといけないって言われますが、コロがいなくなった生活に慣れて来た事に悲しみを感じます。
もうあんなお別れは嫌なので多分犬を飼う事はないと思うし、全員仕事してるし、もう今から飼うのは難しいです。
こんなのダラダラ書いてしまいましたが、去年の悲しい出来事でした。
天国で近所で仲良くしてた犬達と遊んでくれてたらいいなともおもいますが、やっぱり寂しいもんですね。