2024.5.27

 

ハワイの「灯篭流し」

 

アラモアナ・ビーチパークで行われた「灯篭流し」を見に行ってきました。
このイベントは、メモリアルデーに戦争犠牲者の名誉を称え、亡くなった近親者などへの祈りを捧げる目的で行われる精霊流しで、ハワイでは2002年から行われているそうです。
正式名称は「Shinnyo Lantern Floating Hawaiʻi 2024」で、「Shinnyo」とは「真如」のことで、このイベントを主催している新興宗教団体「真如苑」の名前か冠されています。

この週末は土・日・月と3連休になることもあり、当日は周辺の駐車場が込み合うと予想されたので、我々は車をワイキキのカラカウア・アベニューの無料駐車スペースに止め、ピンクラインのトローリーバスでアラモアナショッピングセンターまで行きました。(JCBのカードを提示すると無料で乗れます。)

 

会場周辺は大変な人出で、ビーチパークに向かう人の列が蟻ンコの行列のように連なっていました。

ビーチは立錐の余地もないほどの蜜状態で、人々は思い思いのメッセージを書いた船型のランタンを持って待機していました。

 





空に虹が出たりして、何となく暗示的・・・

 

 

あたりが夕闇に包まれる頃、セレモニーがスタートしました。

 


和太鼓と横笛による迫力ある演奏が披露された後、ほら貝が吹き鳴らされ、次に原住民のカフナ(神官)?による神々への祈りが厳粛に奏上されました。
続いて教祖と思われる女性のメッセージが長々と述べられ、様々な儀式が執り行われたのちに、漸くにして灯篭流しが始まりました。

 

 

 

先ずは、沖に待機していた船から、予め委託されたランタンが流されます。

 

船によるランタン流しが終わると、いよいよ一般の方達がランタンを流す番です。

 

 

 


夕闇の中に漂う無数の灯篭(ランタン)の淡い光が、何とも幻想的でした。

 

 



我々は帰りの混雑を考慮し、少し早めに切り上げてバス停に向かいました。

皆さんも考えは同じようでした。

 


早く切り上げたおかげで、ピンクライン・トロリーの最終便の一つ前のバスに乗ることが出来、21時頃無事に我が家に帰り着きました。
今日は、なかなか経験できないイベントに参加することが出来て面白かったです。

 

翌日、真如苑のサイトを調べてみたら、早くも昨日のイベントの状況を詳しく報じるビデオが掲載されていました。
ステージの至近距離からの鮮明な画像や、ドローンを駆使した空からの映像など、美しく編集されています。少々冗長なビデオですが、ご興味のある方は飛ばし飛ばしご覧になって下さいまし。

 

Shinnyo Lantern Floating Hawai‘i (lanternfloatinghawaii.com)

上記URLをクリックすると真如苑のサイトに遷移します。少し下にスクロールするとビデオが掲載されています。
ビデオをクリックしてもなかなか画像が出てきませんので、インジケーターを表示させ、7分30秒くらい先に強制的に進めるとイベントの情景が映し出されます。