2023.12.10
ホノルルマラソン観戦記
今日は51回目のホノルルマラソン開催日です。
折り返し地点が、地元のハワイカイだったので、応援がてら様子を見に行きました。
実は昨日、我々がマカイ・リサーチ・ピアで日光浴をしているときに、家内が日本人の家族連れと言葉を交わしたのですが、何と彼らは明日のホノルルマラソンに出場するために70代のご両親と兄弟の家族一同でハワイにやってきたというのです。
家内は是非彼らを沿道から応援したいと昨日から意気込んでいたのです。
フルマラソンのスタート時間は朝の5時だそうで、我々が起きだしてTVを付けた時には、もう既に女子優勝者のインタビューが行われていました。
優勝したのはケニアのシンシア・イェロティッチ・リモ(Cynthia JEROTICH LIMO)という可愛い女の子。タイムは2:33:01。あの距離を2時間半で走り切るなんて、とうてい人間業とは思えません!
因みに男子の優勝者は同じくケニアのポール・ロニャンガタ(Paul LONYANGATA)。タイムは2:15:42だったそうです。
我々がハワイカイのマラソンコースに着いたのは、8時半過ぎだったのですが、まだ続々と大勢のランナーが走っていました。
この時間帯を走る人たちは、順位を競うというよりは、自己ベストのタイムに挑戦するという雰囲気で、腕時計を見ながら一生懸命走ったり歩いたりしている人が目につきました。
家内はその一人一人に手を振りながら声援を送っていました。
日本では箱根駅伝にさえ全く興味を示さないくせに、ハワイでのイベントとなると俄然懸命に応援するその豹変ぶりにあっけにとられる思いでした。
私は30分くらい観戦したところで飽きてしまい「もう帰ろうよ」と声をかけると、家内は「あの人たちが通るまで待ってて応援したい」と言います。私は「ムリだよ、こんなに沢山の人が通り過ぎるのに判るわけないよ」と言っても聞かないので、仕方なくビーチチェアを家内にあてがって「11時に迎えに来るからね。」と言いおいて一旦我家に戻りました。
朝食を済ませて11時に迎えに行くと、家内は未だランナーたちに声援を送り続けていました。健気というか純粋というか、ここまでやるとある意味立派です。
この時間帯になると、ランナーたちは相当ダラケタ雰囲気になっていて、殆どの人が疲れた様子で歩いていました。
家内に様子を聞くと、驚いたことに、昨日会った日本人家族全員に会えたそうです。その執念には恐れ入りました。
その時の映像がこれ。 「あ、昨日のお母さんだー!」だってさ。
中にはこんな仮装をした参加者も。
ホノルルマラソンは心臓病の予防のために長距離をゆっくり走るのが良いというコンセプトから生まれたらしく、「時間制限なし」「参加人数無制限」という誰にでも開かれたマラソン大会です。
時間制限なしと言っても、コースは我々が車でワイキキに行く時に通る道とほぼ一緒ですから、あの距離の往復を走る(歩く)のかと思うと、考えただけで気が遠くなってしまいます。
今このブログを書いている夜の8時にも、まだ走っている人がいるというから驚きです。
大会ボランティアの方々もご苦労様です!