2023.10.10

 

桃源郷 バッハラッハ

 

古城のユースホステルで、清々しい朝を迎えました。

 

今日は、城のある丘を下りて麓のバッハラッハ村を訪ねてみました。

 

下りる道は、来た時の急勾配の坂道ではなく、緩い勾配の階段の道を使うことにしました。

この門を潜って下ります

 

お城の裏側の眺めもなかなかです。二つの塔が見えました。

ライン河と反対側の村の眺めです

 

階段を下りていくと、ヴェルナー礼拝堂(Wernerkapelle)の廃墟がありました。

礼拝堂の廃墟がありました

 

崩落防止の補強がされています

 

 

 

Wikipediaで調べたら、17世紀に描かれたバッハラッハの絵が出てきました。

赤い矢印で示したのが、今は廃墟となってしまったヴェルナー礼拝堂です。

青い矢印で示したのが、シュターレック城です。

 

ヴェルナー礼拝堂のそばに聖ペテロ教会(Kirch St. Peter)がありました。

 

聖ペテロ教会の内部です

 

清楚な堂内と白いパイプオルガン

 

素晴らしい木組みの家が並んでいました。

 

この一角はとても美しいと思いました。

 

下はPostenturmと名付けられた塔です。

今は改装されちゃって、南面が展望塔のように開けているけど、昔は城壁に作られた防衛塔だったようです。

この塔の古い写真を見つけました。

 

下の写真は Steeger Torと呼ばれる塔です。町の西外れにある塔です。

この塔の裏あたりの家々の佇まいが素晴らしかったです。

 

その家々というのがこれです。 独特の穏やかな雰囲気があって魅了されました。

こんな所に住めたら良いな!

 

左の建物はホテルになっています

 

このホテルで来年のひと夏を過ごせたら良いな…と思って、ホテルの呼び鈴を押して尋ねてみました。

そしたら、2ベッドルームのアパートが別棟にあって、中を見せて貰うことが出来ました。オーブンや電子レンジ、トースター、コーヒーメーカーも揃っていてなかなか良かったです。宿泊料も私の予算の範囲内でした。

私はこういう感じが好きです

ただ、部屋にはエアコンが無く、窓に網戸もありません。

この地方の夏の暑さがどれ程なのかは知りませんが、8月にクーラー無しで過ごすには昼も夜も窓を開けっぱなしにして風を通す必要があると思います。
ところが窓に網戸がないと、我々が大嫌いな蚊や蠅が部屋に侵入してくる可能性が十分考えられます。うーん!残念! 昨年の旅行でスイスのルガノ湖に滞在した際、クーラーがない部屋に泊まって大変辛い思いをした経験がありますので、多分このアパートに滞在することはないと思います。場所は良いのにとても残念です。

 

ホテルの庭に美しく咲く花々

 

ホテルの入り口です

上の写真の左の白い建物が中を見せて貰った別棟のアパートメントです。

 

桃源郷のようなホテル界隈から、ヴェルナー礼拝堂を経由してライン河の方へ下りてきました。古い建物に囲まれたビアガーデンがあり賑わっていました。

ここはビアガーデン専門で、ホテルはやっていないとのことでした。

 

もう一度観光案内所のお姉さんのところに行って、夏の暑さとクーラーの必要性、蚊や蠅の生息状況について聞いてみました。

彼女の家にはエアコンは無いそうで、夏は結構暑い日もあるが、夜は涼しくなるので窓を開けて寝れば寝苦しいことはないとのことでした。蚊や蠅についてはあまり気になったことはないと言っていました。我々が神経質なのかなー?

 

改めてこの町の家々をよく観察してみると、エアコンの室外機が置いてある家は皆無でした。ホテルもです。 本当にこの地域の人たちはエアコン無しで夏を過ごしているようです。

 

 

旅も愈々大詰めです。残る訪問地はあと二つ。ボッパルトとコブレンツのみになりました。  明日は、ボッパルトヘ参ります。