2023.9.22

 

チューリッヒ散策 3日目

 

案の定、未明から雨が降り出したようで、目が覚めた時も結構強く降っていました。

(気温16℃、湿度77%)

 

昨日・一昨日と旧市街を歩き回って疲れが溜まっていましたので、「勿怪の幸い」とばかり部屋の中でゆっくり休養することにしました。

昨日のブログを書いたり、今後の予定を確認したり、やることは一杯あるのです。


 

そこへ、家内からLINEが来て『チューリッヒのスーパー、ミグロ(Migros)やコープ(Coop)等のオリジナルeco(bag)、値段は多分1000円位はすると思いますが、2個 買って来て下さい。』というのです。

家内が送って来た写真

なぜか家内は「袋物」が好きでやたらと欲しがるのです。その結果、我の納戸にはエコバックやトートバッグの類が沢山放置されています。

前回ハワイに行った時にも、DEAN & DELUCA のクソ高いトートバッグを自分の小遣いで買っていました。

 

私は「またか・・・」とウンザリして、『 やだ。ここからまた中央駅のCoopに行こうとすると、電車賃だけで1,452円もかかるの。Migrosは何処にあるのか分からんし。雨模様だから外出したくないなー。エコバッグと言ったって、我が家には沢山あるから、これ以上買うのは「エコ」じゃないんじゃないの? 袋物に異常に興味を示す女性の気持ちが分かりません。』

と返信しました。

すると家内から『こういうシチュエーション、Oさんとか、Kさんとか、Sさんとかだったら何と答えるか聞いてみたいわ。』と返信がありました。

 

家内にとっては、私の会社の同期のOさん、Kさん、Sさんは聖人のような存在で、優しくて善良で良識的な人物として信頼が厚いのです。そして私との意見が対立した時は必ずこの3名の名前が引き合いに出され、彼等だったら私の意見に賛成してくれる筈だ、と主張するのです。まあ、確かにそう言われるとそうかもしれないと思っちゃうので不思議です。

 

折悪く、午後からは雨も上がり、夕方には所々に雲の切れ目が出来て青空が覗くようになってきましたので、「外出したくない」という言い訳も通用しなくなってきました。「Migros」の店舗を検索してみると、このホステルから700m位のところにあることが判りました。

 

外の空気を吸いに外出するのも悪くないし、今晩の食材を調達がてらMigrosに行ってみることにしました。

 

この辺りはチューリッヒ郊外の住宅街で、緑豊かな環境の中に巨大な建物が立ち並んでいて、その1階が幼稚園や子供用品のショップ、美容院、家具類のショールームなどが入っていて、上層階が住居になっているようです。Migros もそのような建物の中にありました。

 

近くにはジル川の清流が流れていました。

 

Migros の店員さんに写真を見せながら「このようなエコバッグは置いていませんか?畳むと小さくなる奴です。」と訊くと、店員さんは一生懸命店の中を探し回ってくれ、漸く下の写真のようなエコバッグを見つけてくれました。

                                 店内を探してくれる店員さん

しかし、これらは無地一色で何のデザインもなく、店のロゴすらも入っていない面白みのないものでした。

家内にLINEで写真を送ると、流石の家内も納得して諦めてくれました。

 

 

 

今日の晩飯は、豚肉や野菜をジックリ煮込んだスープにすることにしました。

キッチンが込み合う前に仕込んでおこうという考えです。

 

スープの味はマズマズの出来でしたが、少々量を多く作りすぎてしまった上に、隣で調理していたマレーシア出身のグループが、私に「味見してみろ」と雑炊のようなものを1杯差し入れしてくれたので、スープが食べきれずに余ってしまいました。

左が差入れのマレーシア雑炊

マレーシアの雑炊は、肉団子と野菜と茹で卵とパクチーが入っていて、如何にもマレーシア料理の味でとても旨かったです。

 

周囲を見回すと、パンだけをボソボソと食べている青年がいたので、「食べきれなくて困っているんだ。助けてくれないか。」と声をかけたところ「有難う」ということで食べて貰いました。

その犠牲者が下の写真です。

彼はジョン(John)君と言って、マレーシア出身で、現在はバルセロナに住んでいるそうです。アニメが好きなお陰で日本語も片言ながら話せるのでビックリしました。

 

夕食後は、明日の出発に備えパッキングを整え、早めに就寝しました。

私は、このところ寝付きが良く、メラトニンのお世話になることなく朝までグッスリ眠ることが出来ます。同室の連中が極めて静かにしてくれるのも助かります。

 

明日はいよいよスイスの山間部に向かいます。