2023.9.22

 

チューリッヒ散策 2日目

 

午前中は受信メールに返信したりブログを書いたりして過ごし、正午頃に出かけました。

 

先ず行ったのは、チューリッヒ中央駅。

切符売り場の込み具合をチェックしてみたかったのです。

チューリッヒ中央駅のホーム

 

中央駅の構内 

 

チューリッヒ中央駅の構内は、建物の外観が立派な割には簡素でした。

切符売り場はガラス張りの部屋になっていて、その部屋に入るための人数制限をしていました。

切符売り場の扉の外に10人位が並んでいましたので「大した込み具合じゃないな」と思ったのですが、訊くと「中に入ってからも順番待ちで、かなり待つわよ」ということでした。

 

通常、乗車券は(写真にも写っているような)自動券売機で買えますが、スイス・ハーフフェア・カード(全ての乗車賃が半額になるカード)など特別な切符は自動券売機では買えず、切符売り場に並ばなければなりません。

私はスイス・ハーフフェア・カードを日本国内でVeltraのサイトから購入しておいたので良かったと思いました。

 

しかし私の場合、スイス圏内には14日間しか居ませんので、スイス国鉄のノーマル乗車賃を合計してみると、ハーフフェア・カードを利用しても、カード自体の料金が120sfr掛かりますので、これを合算するとドッコイドッコイで大してメリットはありませんでした。しかも日本円に換算する際に高い為替手数料が上乗せされますので、若干足が出る結果になってしまいました。

長距離の移動を繰り返すか、1ヶ月近くスイス圏内に滞在する場合はハーフフェア・カードのメリットが生きてくると思います。この点注意が必要です。

 

 

次に訪れたのは、駅のすぐ横にある国立博物館。

ここは最初に車から見た趣のある古い建物で、近くから見てみたかったのです。






 

一部は図書館になってたので見学してみましたが、内部は大したことはありませんでした。


展示内容はあまり興味が持てる内容でなかったのでパスしましたが、別館の中庭が素敵でした。

 

 

 

博物館を後にして旧市街の散策を開始しました。

昨日はリマト川の左岸(チューリッヒ湖を背にして左側)を歩きましたので、今日は橋を渡って右岸の旧市街を散策しながらチューリッヒ湖に向かうことにしました。

 

右岸も左岸と同様、歴史が感じられる趣のある路地が多く、地図などは見ずに足の向くまま気の向くままに彷徨ってみました。

 

最初に辿り着いたのは プレディゲル教会(Predigerkirche Zürich)。

下の写真の中央に高く聳える尖塔のある建物です。

(写真はウエブから拝借)

 

近くから撮った写真です

 

内部は意外とシンプル

 

 

教会を出てまた彷徨います。

この辺りは多分 Niederdorf とか Oberdorf とか呼ばれる地域で、小粋なブティックやカフェが軒を連ねています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて二つの鐘楼が印象的なグロスミュンスター大聖堂(Grossmunster)に辿り着きました。

 

Grossmunsterの内部

 

正面祭壇のステンドグラスが印象的でしたが、鐘楼に登れるというのでチューリッヒの街を一望できるのではないかと期待して登ってみました。(5sfr。187段)

塔の天辺の周囲には手摺のある回廊があるのですが、建物を保護するためか回廊には出ることが出来ずに内側の柵の間から景色を眺めることしかできませんでした。

写真を撮ろうとすると、周囲の手摺が視界を妨げなかなか思うような写真が撮れません。うんと背伸びをして漸く撮ったのが下の写真です。

 

チューリッヒ湖方面の眺め

 

橋の右側のアップ

 

橋の左側のアップ

 

右回りに写していきます

 

中央やや左の塔はSt. Peter教会

上の写真の右上のこんもりした緑はリンデンホフの丘。

 

リマト川のさらに下流の眺め

 

隣の塔を入れたリマト川の下流

 

隣の塔です

 

隣の塔の右側の眺め

 

赤い尖塔はこの教会の後部の塔

 

塔からの眺めは以上です。5sfr払って187段の階段を登った甲斐がありました。

 

グロスミュンスター大聖堂を出てリマト川畔に降りると、ミュンスター橋が架かっていて素晴らしい景色が眺められます。

 

この橋の袂にFraumunster(聖母教会)があります。

 

 

 

この教会にはシャガールのステンドグラスがあることで有名です。

私は入りませんでしたが、そのステンドグラスは下の写真のようなものだそうです。

 

この教会の中庭に入ってみました。

 

美しいフレスコ画がありました

 

中庭から時計塔を望む

 

聖母教会を後にしてチューリッヒ湖を目指しましたが、その通りの両側には美しい装飾が施された立派な建物が並んでいました。

 

 

 

 

漸くチューリッヒ湖畔に辿り着きました。

湖岸には緑豊かな遊歩道が

 

え!泳ぐには寒すぎない?

 

この湖には、サウナボートの乗り場が幾つもありました。

サウナボートとは下の写真のようなサウナ小屋を乗せたボートで、通常は4~6人で借りて沖に出てサウナを楽しみ、汗をかいたら水風呂代わりに湖に飛び込むという趣向だそうです。

サウナボートです

 

チューリッヒ湖の噴水です

 

ここまで歩いて来て17:30。相当疲れました。

しばらく休んで帰ることにしました。

中央駅のそばに Coop がありましたので、今晩の食材を買って帰ることにしました。

今晩は鶏モモ肉のローストが食べたかったので、小さめの鶏のモモが二つ入ったパックと、付け合わせにする小玉ねぎ2個とブラウンマッシュルーム2個とトマトを1個買いました。

 

ホステルに戻ってキッチンを除くと下の写真のようにごった返していました。

 

仕方がないので先にシャワーを浴びることにしました。

8時過ぎにキッチンを覗いてみましたが、まだ相変わらず混んでいます。

 

ロビーで時間潰しにスマホをチェックしていると、突然向かいに座っていた女性から「日本人なんですね」と声を掛けられました。

私がLINEの画面を見ていたので日本人だと判ったそうです。

 

彼女は元JAICAの職員で、今はアフリカのベナンという国で、JAICA仲間の友人が起業した農業関係の会社を手伝っているそうです。

ベナンという国はナイジェリアの西隣にある小さな国で、私はその国名を初めて聞きました。

千葉県小岩出身だという彼女とは何となく波長が合い、珍しく会話が弾みました。

笑い声が明るい女性で、心地よい会話を楽しむことが出来ました。

名前も連絡先も交わさないまま別れてしまいましたが、印象に残る人でした。

 

 

キッチンが空いてきたので調理にとりかかりました。

調理と言っても簡単です。

鶏モモ肉にガーリックソルト・胡椒・ハーブを混ぜた調味料を振りかけ、小玉ねぎとマッシュルームを同じ皿に乗せ、電子レンジで10分ほどチンした後、熱しておいたオーブンに入れて200℃でコンガリきつね色に焼き上げるだけです。

 

鶏モモは皮がパリパリで中がジューシーな焼き上がりとなりましたが、迂闊にも写真を撮り忘れました。残念!!!

 

昨日は快晴、今日は曇りで、天気は下り坂に向かっているようです。

明日は雨になるのではないかと心配されますが、雨が降ったら休養日にしたいと思います。