2023.9.20

 

チューリッヒ散策 1日目

 

極めて順調にチューリッヒに着きました。

チューリッヒは期待に違わずとても素敵な都市です❣

 

 

羽田からドバイまで10時間40分。ドバイでの乗り継ぎ2時間55分。

ドバイからチューリッヒまで6時間40分。 合計20時間15分の長旅でしたが、とてもリラックスできて疲れは感じません。

 

今回のエミレーツ航空(ドバイ空港)と、前回カタール航空(ドーハ空港)のラウンジを比較してみると、圧倒的にカタール航空の方がゴージャスでした。広さも、内装や設備の豪華さも段違いです。

それに肝腎の飛行機の座席の造りや食事の内容も、カタール航空の方が上です。

やっぱり次はカタール航空にしようと思います。

トラブル時の対応は良くなかったけど、トラブルなんてそうそう頻繁にあるものではないと思うので・・・。

 

 

チューリッヒ空港に着くと、エミレーツ航空が提供してくれた送迎車のドライバーと難なく出会うことが出来ました。 迎えの車は黒塗りのベンツでした。

 

実は、車でホテルに向かう前にやらなければならないことがあったのです。

WiFiの飛んでいない処でも電話やインターネットが出来るように、私のスマホにSIMカードを装填する必要があったのです。
ケチな私は、物価の高いスイスで買うより安いだろうと思って、日本に居るうちにAmazonで《10GB/ヨーロッパ内電話かけ放題/1ヵ月間有効=
1,980円》というSIMカードを買ってしまっていたのです。

ですから、スマホへのSIMカードの装填・設定は、現地に着いてから自分でやらなければならないのですが、全く自信がありません。APN設定とかローミングの切替とか言われてもチンプンカンプンなのです。

そこで、ドライバーに相談したところ、空港の専門ショップに案内してくれました。

私が係の女性に「日本でSIMカードを買って来ちゃったんだけど、設定の仕方が分からないんだ。今ここで自分でやってみるから、困ったら教えてちょうだい。」とお願いしたところ「いいわよ。」ということなのでやってみました。

すると、何ということでしょう! ナノSIMを装填して、ローミングをONにすると、直ちに反応してAPNなどの煩わしい設定をしなくても通信が可能になったのです。

 

私は嬉しくて、その女性に飛行機で貰ったアメニティーセットをお礼に渡しました。

彼女も喜んでくれました。

 

 

 

空港から約40分ほどでホテルに着きました。

チューリッヒでの宿は《Meininger Hotel Zurich Greencity》 です。

ホテルといっても、巨大なユースホステルです。

下の写真の右がレセプション。左がカフェ・バーと、奥が共同キッチン。

 

ここが共同キッチンです

 

私が予約したのは、6人部屋のドーミトリーです。

 

私が割り当てられたのは、手前のシングルベッドです。

物価の高いスイスです。このドーミトリーの宿泊代は3泊で136.2CHF、日本円に換算すると22,500円、1泊当たり7,500円もします。いい値段です。

 

各部屋にはシャワー室とトイレが付いています。

 

 

 

部屋に入ると、私が一番乗りだったらしく、だーれもいません。

このままこの部屋を独り占めできたらいいな・・・と思ったのですが、そうは問屋が卸しませんでした。

その話はあとにして、早速、チューリッヒの街の散策に出かけましたので、その様子から。

 

 

ホステルの最寄りの駅は、Zurich Manegg(マネック)で、徒歩6分位の所にあります。そこから電車でチューリッヒ中央駅に向かいました。切符代は僅か4駅なのに4.4sfr=726円もします。

 

Maneggの駅前にスーパーがあったので、今晩の食材として「豚肉の厚切り」と「レタス」を買いました。100g24.50sfrの豚肉223gが5.45sfr≒900円、レタス1個が1.6sfr≒270円。

 

高い高いとは聞いていましたが、スイスの物価の高さは、折からの円安と相まって想像以上です。(話がミミッチクなりますので今後は物価の話は止めます。)

 

 

豚肉とレタスの入った袋を提げて、チューリッヒの街を観光しました。

取り敢えず、中央駅からショッピング通りとして賑わうBahnhofstrasseを通って、旧市街を散策しながら、リマト川の畔に建つSt.Peter教会を目指すことにしました。

 

スイス中央駅

 

スイス国立博物館

 

 

 

 

 

 

途中、眺めが良いと言われる「リンデンホフの丘」(Lindenhof)に立ち寄りました。

 

 

すると何ということでしょう!ペタンクの球を持った連中がいるではありませんか!

私は思わず「私も趣味でペタンクをやっているんですよ。家の近くの公園で毎朝7時から1時間ペタンクの練習をしています。」と声を掛けました。連中はビックリしたように喜んで「へ―そうなの!我々はここで練習しているんだよ。」と言い、地面を指さしました。そこは、砂利が敷き詰められたような地面で、ペタンクには難しい条件です。「これじゃ転がらないから難しいね。ここで練習すると必然的にティールが上手になるね。」というと「ハハハ、そうなんだよ!」と言います。

「我々のペタンクの仲間に見せるから、写真を撮ってもいい?」というと快く応じてくれました。

我々のペタンク仲間との違いは、女性が若くて美人だということです。(失礼!)

 

「リンデンホフの丘」を下るとSt. Peter 教会は直ぐです。

 

 

 

St. Peter 教会では、今夜のコンサートのためのリハーサルが行われていました。

19:30からだというので、タダだったら行こうかと思ったのですが、訊くと前の席が16sfr、後ろの席が10sfrだというので止めました。

 

St. Peter 教会からリマト川畔に出ました。素晴らしい景色です!

二つの塔があるのは、Grossmunster(グロスミュンスター大聖堂)です。

 

インドの坊さんも見取れます

 

反対方向のリマト川畔の眺め

 

 

 

 

散策から帰ると18時頃だったので、ホステルのキッチンで夕食を作りました。

時間的に込み合っていて、4つ口のストーブトップは一杯だし、流しも一つしかないのでみんな順番待ちをしていました。

 

しかもストーブトップや流しの前に立たれると、スプーンや食器類を出す引き出しが開けられません。オーブンや電子レンジもあって設備はバッチリなのですが、狭いし設計も良くないと思いました。

 

 

私は少し待って空いてきたころを見計らって調理にとりかかりました。

調理と言っても豚肉を焼いてレタスをちぎるだけなんですが。

ご飯は、使い残しのお米が置いてありましたので、それを頂いちゃいました。

 

やっぱり自分好みの味付けの料理は旨かったです。ドレッシングは飛行機で貰ったオリーブオイル+バルサミコ酢。

 

今回は調味料を持って来ないと言いましたが、キッチン付きの宿も結構あるので、小さな容器に入った醤油と、ガーリック・ソルトに胡椒とバーブを加えたものと、味噌と、顆粒だしと、焼肉のタレだけはリュックの隙間に押し込んできたのです。

 

 

夕食後、再びシャワーを浴びて、早々にベッドに潜り込みました。

この時点で、相室となったのはペルーから来た女の子だけでしたので、もう誰も来ないだろうと思って、くっついて並んだシングルベッドを離すことなく、ダブルベッド状態のまま寝ました。

 

ところが、翌朝目が覚めてビックリ! 8床のベッドが満床になっています! 

そして私のベッドの横にもムクツケキ男性が寝ていました。

隣に寝ていたMabb君

Mabb Khawajya(マブ・カハワジャ)君は27歳で、パキスタン出身。現在はロンドン在住で楽天トラベルの社員だそうです。三木谷社長を知っているかと訊いたら「?」だって。

彼が私の齢を訊くので「当ててみろ」と言ったら、暫く考えて「75歳」と言いやがった。見事当てられたのは初めてだ。お世辞でも5歳や10歳は若く言うもんだぞ!

私は11時過ぎに寝たのですが、あとから6人が入ってきたことに全く気が付きませんでした。私は相当グッスリと熟睡していたようです。耳栓とアイマスクの効果のお陰かもしれません。同室の連中は誰一人として鼾をかくものはおらず、私が6:30に朝食を食べに部屋を出た時にも、皆さんとても静かに寝ていました。

 

 

 

このホステルの朝食は素晴らしかったです。
私の大好きなクロワッサンが美味しく、トマトやパプリカ、胡瓜といった生野菜が新鮮で瑞々しく、種類豊富なチーズやハム類も旨かったです。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も天気は良さそうです。気温は23℃、湿度は66%で爽やかです。

今日は、チューリッヒ中央駅から旧市街の違う道を歩いて、チューリッヒ湖の畔まで足を延ばしてみようと思います。

昨日の晩のうちに、日本で手配していたスイス・ハーフフェア・カードがメールで送られてきていましたので、電車賃は少し安くなることでしょう。

 

只今12時。 では、行って来ます。