2023.9.19

 

ライン河に恋をして

 

 

また、旅に出ることになってしまいました。 

今月初めにようやくエーゲ海の島から帰国したばかりなのに、もう次の旅に出かけることに家内も呆れています。

ホントに私は《股旅”者”》ですね。

 

 

 

実は、30年ほど前(私が海外旅行デビューして間もない頃)、「ロマンティック街道を巡る旅」というツアーに妻と娘と3人で参加した時に《ライン河下り》を経験したのですが、その時に船から眺めたライン河畔の風景がずっと瞼に焼き付いていて、いつかあの河畔の村々を舐めるようにゆっくり旅してみたいというのが私の夢でした。

 

 

この春、次のような本を読み益々その思いを強くしました。

『ライン河物語-私のヨーロッパ案内 』(笹本駿二著)

『ライン河紀行』(吾郷慶一著)

『ライン河の古城』(鈴木享・勝井規和著)

『ライン川を巡る旅』(紅山雪夫著)

 

これらの本を読むと、ライン河畔に点在する都市や村の魅力に嵌り、ますます夢は膨らみ、ついにはライン河に恋をしてしまう羽目になったのです。

 

 

 

身体のそこかしこにガタが来始める齢になり、「早く行かなければ行けなくなってしまうのではないか?」「来年になったら手遅れになるかもしれない。」との焦りの気持ちから、4か月ほど前に無謀にも飛行機のチケットを買ってしまったのです。

もう後には引けません。行くしかないのです。 

 

 

今回の旅行の計画当初は、「ライン河に沿って走ればずっと下り坂の筈だから、得意の自転車で走破してみよう。」などと思ったのですが、源流のスイスのトーマ湖から流れに沿って中流のコブレンツまでの走行距離を測ると、何と860km以上もあることが判りました。 860kmというと、我が家から北に向かったとすると、何と函館までの距離です!

『これは絶対に無理!』『膝が壊れてしまう!』ということで敢え無く断念。列車を乗り継いで行くことにしました。

 

 

予め今回の旅の行程表をお示しすると、次の通りです。

 

地図で今回のルートを示すと下の図の通り、チューリッヒからスタートして、ライン河の源流のトーマ湖の近くの山小屋に泊まり、そこからライン河の流れに沿って、反時計回りにリヒテンシュタイン⇒バーゼル⇒マインツ⇒コブレンツという具合に巡ります。

 

「長期滞在して暮らすように旅をする」という私のモットーを覆して、殆ど毎日宿を変える忙しないスケジュールです。

 

基本的に自炊は無し。マイ包丁や食材・調味料の類は殆ど持たず、30ℓのリュック

一つという身軽なバックパッカースタイルで行くことにしました。

 

今回はこのイデタチです

 

羽田へは、新宿歌舞伎町タワーから出る空港バスを利用しました。

 

我が家から西武新宿線1本で行けますので大変便利です。

 

今回のキャリアはエミレーツ航空です。

明日の00:05の出発ですが、ウンと早めに着いて美味しいご飯を腹一杯食べました。

カレー、牛丼、サラダ、スープ・・・

 

そろそろ搭乗時間になりました。

それでは行って参ります。

(今回はトラブルに見舞われませんように・・・祈)

 

(機内で投稿しようと思っていたのですが、機内のWiFiの具合が悪く投稿できませんでした。今、ドバイの空港に着きましたので投稿します。)