2023.8.31

 

エッ! 今度はオーバーブッキング⁈

 

  前回の「フライトキャンセル」の記事に関しては、「面白くないからスルーしてください。」

  としていたにも拘らず、意外にも多くの方にお読みいただきコメントも沢山頂きました。 

  外国の航空会社のお粗末な対応で苦い経験をした方が多いことの顕れであると感じました。 

  あるいは『他人の不幸は蜜の味』という側面があったのかも・・・。イヤ、失礼!

  今回も面白くない記事です。

 

 

フライトキャンセルの影響で、予定より一日前にナクソス島を発ち、アテネ空港の近くで1泊するアパートを確保し、色々不満や余計な出費(約2万円)はあったものの、先ずは一段落・・・ということでホッとしていたのも束の間、またしても大変な問題が発覚したのです!

 

 

 

家内が今日の夜になって「・・・それはそうと、座席の関係はどうなっているの? 別にあなたが好きとかじゃなくて、離ればなれの席は何かと不便だから並んで座りたいわ。」というので、座席の指定がどうなっているのかを確認してみました。

 

私の予約内容を確認すると二人とも「座席未指定」のままとなっていました。

「なんだよ!フライトを確保しただけで、座席の指定はしてなかったのか。不親切だな!」と思いながら座席を指定しようとして座席シート配置図を開いたのですが、どういう訳か画面をスクロールすることが出来ず、どこに空席があるのか分かりませんし、当然指定も出来ません。

システムの一時的な不具合と思われます。

 

 

さっそくウエブサイトのチャットを再開してサポートを依頼しました。

事情を説明すると、「分かりました。それではこちらで座席を指定しましょう。」と言いうのでお願いすることにしました。

 

暫く待つと「アテネ⇒ドーハ間は座席が一つ残っています。ドーハ⇒成田間は並んで座れる座席が幾つか残っています。」と言います。

 

私は???と思って質問しました。「『アテネ⇒ドーハ間は座席が一つ残っています。』って、どーゆーことよ? こちらは二人連れなんだけど、その席に二人座れるの?」

 

チャットの相手は「申し訳ありません。ここでは座席を提供することが出来ません。空港のカウンターに申し出てください。ただし、座席が空いていればの話で確約は致しかねます。」

 

アチャー! やりやがったな! オーバーブッキングだ!

 

一難去ってまた一難とはこのことです。

チャットの相手とスッタモンダのやり取りの結果、「空港のチームに当方からすぐにメールを出し善処を依頼します。その結果は予約状況の確認ページに反映されますからご覧いただけます。但し、座席の確保を確約は致しかねます。」

だって。

 

「いつ反映されるか分からない座席指定状況を一々こちらから見に行くなんてとんでもない! 空港のチームから私のe-mailに謝罪と共に結果を報告するように伝えてくれ!」と食い下がりましたが、「それは出来かねます。」の一点張りで埒が開きませんでした。まさに「刀折れ、矢尽きる」の心境です。

 

 

さあ、この場合我々はどうなるのでしょう? 無事に帰れるのでしょうか?

 

対応方法として考えられるのは、

①一人が今空いているビジネスの席に座り、もう一人がエコノミーの席に座る。

 この場合、一人分の差額運賃は払い戻しされるのでしょうか?

②アテネ⇒ドーハ間は4時間半位のフライトなので、二人ともエコノミーに移る。

 この場合も、二人分の差額が払い戻されるのしょうか?

③何としてでもビジネスで二人分の座席を確保しろ!とゴネてみる。

 この場合、運送約款がどうなっているのか調べたところ、『利用可能性、およびそ  

 れらに付された時間に関して、絶対的な保証は存在しません。』と書かれており、

 心許ない限り。しかも、その補償に関しては『搭乗拒否保証計画に基づいて補償を

 行います』としか書いてなく、その内容については不明です。

 どうやら、フライトスケジュールそのものを組み直させ、必要ならばホテルの手配

 もさせるなどという荒業を試みたとしても、当方に勝ち目は無さそうです。

④ビジネスもエコノミーも座席の余分が無い場合は、二人が別々の便で帰るか、二人

 と一緒に別のフライトスケジュールで帰国することになる。

 家内が一人で帰国するのは「あたし絶対無理!」と言っていますし、何が起こるか

 分からず心配ですので有り得ません。

 二人揃って別のフライトスケジュールとなった場合、もし翌日の便になったら必要

 なホテルの手配はして貰えるのでしょうか

 

 

帰国二日前になってこの騒ぎ。

色々考えていると、頭が冴えてしまい、寝つきの悪いこと・・・。(と言っても7時間シッカリ寝ましたが)

 

果たして座席は確保されるのでしょうか?

ウエブサイトから座席の指定状況を確認したとしても、「空港チーム」なるものが上手く座席を確保して座席表に反映してくれているなど期待できそうもありません。

アテネ空港のカウンターでまたスッタモンダ揉めなければならないのでしょうか?

 

 

もう、こんなことで頭を悩ませ心配するのは御免です!

カタール航空なんか、もう乗るもんか!

 

・・・と言いたいところですが、飛行機の機材や空港施設は立派だし、何事も無ければ良い航空会社なんです。

JALやANAに比べ運賃も安いので、次回ヨーロッパに旅行する際には必ず選択肢の一つとして検討すると思いますし、チケット代が一番安ければ、またカタール航空便を利用するだろうと思います。

何しろ私の場合、「価格ファースト」なんです。

 

 

        **********************

 

 

こんな問題が発生しているとは露知らず、この日の昼間には、いつものビーチで最後の日光浴を楽しみましたし、夕方には近くのスーパーに最後のお土産を買いに出かけたりしていました。

 

 

そのお土産とは、ナクソス島産のヨーグルトなのです。

 

そもそもギリシャのヨーグルトは頗る美味しいのです。

日本の「〇〇ブルガリヤヨーグルト」など比べ物になりません。
酸っぱみが無く、マッタリ・コッテリ・モッタリと言った食感で、日頃あまりヨーグルトを口にしない私も、アスティパレア島で初めて食べて「ウムー!これは旨い!」と感動したのです。

 

ところが、先日このスーパーで色々と物色している時に、ナクソス島産のヨーグルトがあるのを見つけました。ナクソス島は牧畜が盛んで、品質が良いことで知られています。しかも通常のギリシャのヨーグルトが乳脂肪分5%であるのに対し、このナクソス島産のヨーグルトは乳脂肪分が8%もあるのです。

これは美味しいに違いありません!

 

これをお土産にしよう!と決めましたが、1個が1kgの容器入りですので、重いのが難点です。

でも、持参して来た調味料類を殆ど使い切りましたので、だいぶ重量に余裕が出来ている筈です。4個位は大丈夫そうだと判断し、4個購入しちゃいました。

 

一つは、自宅の見守りと郵便ポストの投函物の回収でお世話になっているお隣さん。

もう一つは、郵便物を転送させてもらっている甥っ子の家に。

もう一つは、自分の家用。

さて、予備の一つは誰に差し上げようかな・・・?