2023.8.26

 

帰国まで1週間となりました

 

 

9月3日のアテネへ向けての出発まで、実質あと1週間となりました。

これからが大変です。残った食材を計画的に費消し、足りなくもなく、余らせもしないように軟着陸するのがなかなか難しいのです。

 

《余りそうな物》

お米・・・ナクソス島に着いた日に、勢いでお米を10kg買ってしまいました。1ヵ月で 

    10キロのお米はさすがに食べきれません。残ったらこのアパートのマンマに使

    ってもらおうと思っています。

水・・・・・1.5ℓ入りのミネラルウオーターがまだ8本まるまる残っています。あと7日間

    ではとても飲み切れないと思います。(調理に使えばすぐ無くなりますけどね。)

ビール・・・珍しいことに、家内の体調不良の時期があったせいか、ビールの消費があま

     り進んでいません。今日現在で330㎖が21本残っています。1日3本のペー

     スで飲まなければなりません。私は殆ど飲まないのですが、頑張ればなんと

     か行けそうです。

ワイン・・・この島に着いた時、5ℓ入りの箱ワインを買ったのですが、今日現在1.5ℓ

      残っています。ビールとワインは家内の「命の水」ですが、ワインは好調な

      ペースで消費しているようです。

 

《足りなくなりそうな物》

生鮮野菜類・・・今残っているのは、十分な量の玉葱と人参。それとレタスとキャベツと 

       パプリカが少々。野菜不足は身体に良くないので、近くのミニスーパー

       で補充しなければならないかもしれません。

 

 

         **********
 

 

今日は、昨日作ったカレーをアパートのマンマに差し入れしました。

それと電子レンジ圧力釜で炊いたご飯も一緒に持っていきました。

「Japanese curry and rice.」と説明しましたが、英語の話せないマンマに通じたかは不明です。

でもマンマはとても喜んでくれて、直ぐにお返しの手料理を持たせてくれました。

「茄子の煮もの」で、熱々で見るからにとても美味しそうだったので、部屋に持ち帰って早速いただいちゃいました。茄子が柔らかく煮えていて本当に旨かったです。

 

日本料理だったら茄子の「煮びたし」とか「揚げびたし」とか、出汁と醤油ベースの味付けになる所ですが、マンマの料理は流石ギリシャの家庭料理、オリーブオイルとトマトがベースとなっていました。

 

 

マンマと手料理の交換会をしているところへ、このアパートのスタッフが戻って来たので、彼らも交えて撮影大会をすることになりました。

 

先ずは、マンマを中心にして、部屋のお掃除をしてくれる美人のお姉さんと一緒に。

マンマの名は Voula(ヴォゥラ)、お姉さんの名は Zira(ズィラ) だそうです。

Voulaと Ziraの関係は不明です

 

この男性とは、最近レセプションの辺りで良く会うのですが、いつもブラブラしていて仕事をしているのを見たことがありません。名前は Yanni (ヤンニ)。

彼の仕事の役割分担やオーナー一族との関係は不明です。

イオアニスの古い友人だとか・・・

 

肝腎のイオアニスが不在だったので、彼との写真は撮れませんでした。

でも、そのうち幾らでも機会はあると思うので、慌てる必要はないでしょう。

 

 

             *************

 

 

ナクソス島は、何となく秋の気配が感じられるようになってきました。

       今朝の情景です。 パロス島からこちらに向かって白い雲が棚引いていました。

 

今日もお気に入りの「隠れ家的ビーチ」で3時間ほど過ごしましたが、日中の陽射しが前に比べると穏やかになってきたように感じるのです。

ビーチで泳いだ後、日光浴をしていても、ジリジリと焦げ付くような暑さはもう感じられなくなりました。ポカポカとした心地よい陽射しと乾いた風で、いつまでも寝そべっていられます。





 

 

 

ビーチのそばの草むらで赤トンボを見つけました。

秋ですナー!

 

 

ビーチで寝ながら何気なく砂浜を見ていると、尺取虫を見つけました。

最初は小さなゴミが風で揺れているのかと思っていましたが、尺取虫でした。

きっと風でこの砂浜に飛ばされてしまったものと思われます。

見ていると、一生懸命進もうとするのですが、砂の凹凸に阻まれて上手く進めません。

我々にとっては小さな凹凸ですが、彼にとっては大きな砂丘の連続なのでしょう。

目指す草叢までは、気の遠くなるような距離があります。

まるで砂漠を彷徨う『アラビアのロレンス』のような状態です。

このままでは早晩彼は力尽き、直射日光に焼かれて干乾びてしまうでしょう。

不憫に思った私は、彼を掬い上げ、草叢にそっと戻してやりました。

何だか良いことをしたような気持になりました。

「尺取虫の恩返し」なんてことがあるかも…。(そんなこと考えること自体が浅ましい・・・。)

もしそんなことが起きたら、『蜘蛛の糸』のカンダタ(犍陀多)の二の舞にならないよう気を付けようと思いました。

 

          **********************

 

 

ギリシャ本土やロードス島、コルフ島では、猛暑による大規模な山火事が発生するなど大変な状況が報道されていますが、ここナクソス島では8月の日中の暑さもそれ程ではなく大変過ごしやすくて助かっています。
我々はこの島に来てから一度も部屋でクーラーを点けたことがありません。

夜は飛行機で貰った長袖・長ズボンのパジャマを着て寝ています。

ギリシャ警察、放火の疑いで79人逮捕 EU域内で過去最大規模の山火事続く(1/2) - CNN.co.jp

 

我々のアパートの部屋の窓には網戸が取り付けられているので、蚊の侵入を心配せずに窓を開けっぱなしにして涼しい海風を部屋に導き入れられるのが大きな要因です。

こうしたチョットした気配りが行き届いているのがこのアパートの良いところです。

日本ではまだ酷暑が伝えられていますし、9月に入ってからもきっと残暑が厳しいことと思います。

この島の快適な気候を後にして、残暑の厳しい日本に帰ることを思うと気が重くなります。

正直「涼しくなるまで帰りたくない!」というのが本音です。