2023.8.5~8

 

コロナに罹ったか⁈ 

高熱に苦しんだ地獄の4日間

 

 

順調にスタートした筈のナクソス島での生活が一変したのは、到着した翌日(8/5)の夕方から。

 

その日は午前中からアパートの前の静かで綺麗なビーチで日光浴を楽しむなど、いつも通りの生活パターンを開始していたのですが、昼過ぎになって、「どうも熱っぽいぞ・・・」と体温を計ってみたら、何と37.6℃もあってビックリ!

 

家内も喉の痛みや頭痛、熱っぽさを感じて体温を計ったところ、36.7℃でした。

普通の人なら微熱ですが、家内の平熱は35.3℃位ですので、彼女にとっては高熱なのです。

何と仲良く二人で同時に発熱してしまったのです!


その後、私の熱はどんどん上がって、最高で39.1℃を記録するまでに至り、その後も38.5℃近辺を行ったり来たりで熱はなかなか下がらず、37.5℃台に下がるまでに3日も要してしまいました。

 

私の場合、普通の風邪だったら、そして現役時代の若い頃だったら、どんなに高熱が出ても一晩汗をかいて寝れば翌日にはスッキリ快復してしまう自信があったのですが、今回は布団を重ねて厚着をして寝ていても、体温が内に籠ってしまう感じで、汗をかくことすら出来ないのです。

39℃の熱というのは本当に辛いものがあります。頭は痛いし、身体の節々が痛いし、本当に地獄の苦しみでした。38.5℃台になると少しは楽になったのですが、それでも諸症状がほんの少し軽くなっただけで、辛く苦しいことに変わりありませんでした。

本当に死ぬかと思ったわ!

私は、ビッショリ汗をかいても良いように、シングルベッドの上にビーチシートを敷き、その上にビーチタオルを敷いて横になり、身体の上にもう一枚のビーチタオルを掛け、その上にダブルベッド用の掛布団を二つに折り畳んで掛け、マスクをして、頭を布で被って寝ていました。

 

家内の方の熱も、その後37.4℃まで上がり、37度台近辺を保ったままなかなか下がらず、フーフーと苦しそうにしています。

 

何のことは無い、旅先で二人揃って寝たきりの生活を送る羽目となったのです。


幸い二人とも食欲はありますし、味覚・嗅覚の異常も無く、息苦しさも感じないことから、コロナではないと思いつつも、二人で同時に発熱したことや、こんなに熱が引かないのは二人とも初めてのことなので、ひょっとして・・・とコロナを疑ってしまい、不安になってしまうのです。

 

 

私にとっては、39℃を超える高熱は2021年6月末に受けた2回目のワクチン接種の副反応以来です。

ワクチンの副反応の時は原因もはっきりしていましたし、熱が比較的短時間のうちに平熱まで下がりましたので良かったのですが、今回は海外旅行中ですし、コロナに罹ったかもしれないという不安と、38℃を超える高熱が3日間も続いたこともあって、肉体的にも精神的にも本当に辛いものがありました!

 

そうした中で、相談相手として頼りになったのが看護師のサ〇〇ンです。

LINEで症状を伝え助けを求めると、医学的知識をフルに発揮して、忙しい仕事の合間を縫って的確なアドバイスを送ってくれるのです。しかも慢性腎臓病の私が飲むことのできる解熱剤の名前や医師へに伝え方まで懇切丁寧にアドバイスしてくれました。

 

結局のところ、4日目に二人とも平熱まで下がりましたので、クリニックには行きませんでしたが、サ〇〇ンに相談できたことで精神的にどんなに助かったことか! 

本当に感謝しかありません。 

まさに持つべきものは友。まさかの友が真の友(A friend in need is a friend indeed.)です!

 

そしてもう一人、このアパートのオーナー・イオニアスも頼りになる存在でした。

「何時でもクリニックの予約を取ってあげるし、送迎もしてあげるから遠慮なく言って!」とスタンバイしてくれていました。

 

異国の地で病気に罹った場合、宿のオーナーが頼りになって機動力もあると、本当に安心で有難いものだと痛感しました。

 

 

家内の体調が完全恢復するにはもう少し時間が必要のようですが、早く前のように二人揃ってビーチで日光浴ができる様になりたいものです。