2023.2.18

 

今日は、岩礁の湯船に浸かってきました!

 

先日、楽天のラウンジで雑誌「大人のハワイ」に目を通していると…、

 

下の写真のような記事が目に留まりました。

 

何と! サンゴの岩礁に丸い湯舟が出来ていて浸かれるというではありませんか!

これは面白い! ぜひ現地に行ってみたい!と思いました。

 

ここは「マクア・ビーチ」という場所で、地図で調べると先日行ったノースショアとは反対に、ホノルルから北西に80km走ったドン詰まりにあるようです。

 

今日は天気がイマイチだったのですが、我々の滞在も残すところ1週間となりましたし、天気予報ではこの先1週間は同じような天気が続くようでしたので、思い切って出かけてみました。


心配が的中して、ワイキキを過ぎたあたりから視界が妨げられる程のドシャ降りの雨に襲われ、よっぽど引き返そうかと思ったのですが、「先へ行けばきっと晴れる!」という家内のご託宣を信じて走り続けました。

すると、ワイアナエを過ぎるころから雲が切れて、日差しも出て、やがて青空が広がってきました。「アタシの言った通りでしょ!」と家内は得意げでした。

 

このルートを走るのは初めてですが、東海岸でみられる緑の山肌とは違って粗削りの山肌が露出しており、景色の雰囲気が異なるのが興味深かったです。

 

マクア・ビーチの眺めです。

ここまで来ると人影も疎らです

 

目指す「湯船」はマクア・ビーチの手前の岩場にありました。

岩場の降り口に建つ石碑 お墓か?

 

 

湯船がありました❣

少々波が高かったので怖かったのですが、タイミングを見計らって恐る恐る浸かってみました。

結構深くて足が立たない所も
 

家内も「アタシもやってみるー」と浸かってポーズをとるも、縁に摑まる右手に力が入って緊張の表情。

 

この直後、大波が襲ってあわや…

彼女は一瞬早く上がって難を逃れました。

 

この湯船は Pot Hole と呼ばれるもので、日本語では「甌穴」といいます。

岩礁になぜこんな湯船ができるのかというと、岩礁のくぼみに落ちた石が波によってグルグル回転しながら縁を削り、気が遠くなるような長い年月の後に、湯船のような大きな丸い穴になるのだそうです。日本でも各地の海岸や河岸でみられます。

自然の力って凄いですね。

 

 

「入浴」後、近くの岩場で釣りに挑戦してみました。

しかし波が荒く、根掛かりばかりして全く釣りにならず、すぐに諦めてしまいました。


 

道路の反対側にはマクア・ケーブと呼ばれる巨大な洞窟が口を開けていました。



奥が深い不気味な洞窟でした

 

 

今日の思わぬ収穫は、モンク・シールが昼寝をしているところに遭遇したことです。

 

屈託のない寝顔には癒されます。遠くで犬が吠えるとチラッと目を開けて警戒しますがすぐに目を閉じて眠ります。熟睡はできていないようです。

 

 

沖の方では鯨が潮を噴いたり、尾ヒレを翻したりしているのが目撃され、近くの海では10頭位のイルカの群れが海面をジャンプしながら通り過ぎてゆくのが眺められました。さすがにここまで来ると野生動物との遭遇率が高いようです。家内は来た甲斐があったと大喜びでした。

 

念願の湯船に浸かれたし、モンク・シールや鯨やイルカにも出会えたので、大満足で帰路に着きました。

途中、ホノルル市街辺りではまた激しい雨に襲われましたが、ハワイカイには青空が覗いていました。 小さな島ですが天候は場所によって結構異なるようです。