2022.6.5
西への一人旅 (黒川温泉編)
今日は、この旅行初めての雨降りです。
朝、Mさん宅で2回目の朝食をいただきました。
煮魚とサラダ、ワカメと茗荷のお味噌汁、玉子焼きなどに加え、私がお土産にお持ちした「いかなごのくぎ煮」や「南高梅の梅干し」なども出してくださいました。
健康に良い、身体にも美味しい朝ご飯でした。
今日は日曜日で、Mさんご夫妻は教会に行く慌ただしい中にも拘わらず、おもてなしをしていただいて恐縮でした。
お別れに、「奥様に・・・」と言って、焼酎と八女茶のお土産まで頂戴してしまいました。
朝食後、お礼もそこそこにM宅を後にし、黒川温泉を目指しました。
直線距離で行っては2時間チョイで着いてしまいますので、わざわざ遠回りして、九州縦貫道を南下し、植木ICから阿蘇・九重国立公園方面にドライブしてみようと考えました。
途中、山深い渓流が出てきて、『菊池渓谷』という看板のある駐車場がありました。
駐車場のオジサンに聞いてみると、「ここはな、《東の奥入瀬・西の菊池》と言われるくらい有名なんだぞ!」と言うので、駐車場200円を払って停めて歩いてみることにしました。
先ずはビジターセンターに寄って腹ごしらえです。
渓谷の入り口には、小屋があって、維持管理協力金とやらを200円取られました。
傘をさして、足元に気をつけながら、渓流を遡って歩きます。
約1時間かけて、全コースを制覇しました。
菊池渓谷を後にしてさらに進むと、だんだん雨降りが酷くなり、阿蘇スカイラインに差し掛かる頃には濃い霧が立ち込めてきて一面真っ白な世界。 なーんにも見えやしません。
晴れていればこんな景色が見られた筈です。
ただひたすら白い世界を走って、黒川温泉に着きました。
温泉組合の無料駐車場に駐車し、共同浴場の「穴湯」に向かいました。
下が穴湯の小屋です。
入り口の箱に入浴料200円を投入します。
温泉街の風景です。
温泉街全体の建物が、黒に統一されていて、独特の風情を醸し出しています。
狭い温泉街の道を、もう一つの共同浴場、「地蔵湯」の方に歩いて行くと、賑わっているケーキ屋さんがありました。 覗いてみると、世界のパティシエ・コンクールでグランプリに輝いたパティシエのお店だそうです。
思わず大きなシュークリームと、受賞作品の焼き菓子「果菓坂ショコラ」を衝動買いしてしまいました。
ケーキ屋さんのすぐ下にある共同浴場「地蔵湯」に入りました。
入り口で200円を投入すると、自動的に扉が開いたのでビックリしました。
「地蔵湯」の内部は、先ほどの「穴湯」に比べてもっと古めかしく、コンクリ―打ちっ放しの
湯舟が上湯と下湯に仕切られていました。
洗うスペースは、とても狭いので、石鹸の泡が湯船に入らないよう気を使いました。
壁の効能書きも古めかしくていい味を出していました。 いかにも効きそうに思えちゃいます。
十分に温泉を堪能した後、今日の宿 「キッチン&ロッジ NenRin」に向かいました。
宿は黒川温泉街から車で更に10数分ほど山奥に入った別荘地の一角にあります。
この宿は、このオーナーご夫婦で運営されています。
この素敵なオーベルジュを紹介しているYouTubeがありましたので、是非ご覧ください。
この宿の食事がまた絶品です!
ハンバーグセットを注文したのですが、先ずはオードブルが先に出てきました。
一口食べてビックリ! 驚きの美味しさです! 思わず『ウーン!参った!』と声を上げてしまいました。 失礼ながら、こんな山奥の目立たないレストランでこの味を出すとは!!
食後にコーヒをいただき、先ほど黒川温泉のケーキ屋さんで買ったシュークリームをいただいてみました。
この宿でもお客さんは私一人。
予約してあった部屋を、レストランの上の大きな部屋にグレードアップして下さいました。
セイリング・ファンが暖房の暖かい空気を穏やかに循環させてくれて快適でした。
とても奇麗で居心地の良い部屋で、長逗留したくなりました。
明日は、別府に泊まりますが、それほど距離はありませんので、ゆっくりチェックアウトさせてもらおうと思います。