2021.12.21
山中湖畔サロン 滞在2日目
今朝は早く起きて、湖畔の遊歩道を散策しました。
日の出前は、グレーのモノトーンの中に静まり返っていた富士山が、朝日を受けてピンクに染まり始めます。
ピンクに染まる富士山
そしてやがて陽が高くなると、いつもの溌剌とした富士の勇姿に変わります。
湖には白鳥がたくさんいます。 人間を全く恐れず、餌をねだって寄ってきます。
白鳥は水面を泳いでいるときは優雅ですが、陸に上がってくるとけっこう獰猛です。
餌を出し惜しみしていると、「グェー!ジェー!」と威嚇してきます。
ズボンやジャケットに噛みついて涎で服を汚します。
手に持って餌をやると、手まで思いっきり噛みついてくるので痛いです。
だから決して可愛くありません! むしろ図々しくて憎たらしいヤツラです!
そうこうしているうちに8時を回りましたので、今度は我々が朝ご飯をいただく番です。
レストランに行くと、眺めの良い席に案内されました。
今日の朝食は和食です。
とてもバラエティーのある内容で、お味も美味しかったです。
食後はロビーの外の席で、日向ぼっこをしながら新聞を読みました。
最近私は電子版にしているので、紙の新聞を読むのは久しぶりです。
ウエブよりも紙の新聞の方が読みやすいと感じました。
その後お昼までは、それぞれ自由行動ということにしました。
家内はちょっと遠くの神社まで散歩に行くと言って出かけてゆきました。
私は、朝の散策の際に見つけたポイントでスケッチをすることにしました。
日差しが暖かいので、スケッチしていても寒くありません。
軽く下書きだけ済ませ、後は部屋に帰って仕上げることにしました。
でもそのうち眠くなってきて、ベッドに潜って寝てしまいました。
お昼の時間になったので、どうしようかと考えたのですが、二人とも朝食をしっかり食べたせいであまりお腹が空いていなかったのと、昼を食べすぎると夕食に響いてしまうということから、コンビニで何か買ってきて部屋で簡単に済まそうということで話が纏まりました。
最近のコンビニの食べ物はとても旨いのだ!
午後も自由行動ということで、それぞれ好きに過ごすことにしました。
家内は水着に着替えてプールに行きました。
私は絵の続きを描いたり、風呂とサウナを楽しんだりして過ごしました。
18時を過ぎてディナーの時間になると、それなりにお腹が空いてくるから不思議です。
今日のディナーは和食です。
前菜 胡麻豆腐 ウニとわさびを載せて ナマコのポン酢・大根おろし和え
蟹しんじょう 揚げ牛蒡添え 杏子の蜜煮
お椀 蓮根の擦り流し 青海苔
御造り 鮪 ヒラメ 牡丹海老 食用花をあしらって
焼き物 忍野サーモンの柚子香り焼き 長芋 パプリカ エリンギ を添えて
蓋物 聖護院大根の風呂吹き 梅人参 菜の花 柚子 鶏そぼろ餡
お食事 蟹の炊き込みご飯 留め椀 香の物
デザート 南瓜のプリン 季節の果物
お茶 ハーブティー カモミール
今晩のメニューはとても軽めでしたが、運動不足気味の私にとっては丁度よい量でした。
夕食後、家内と冬の旅行のことについて話し合いました。
実は、オーストラリアの一部地域(ニューサウスウエールズ州等)において、12月15日以降、日本人観光客の入国規制を一部緩和するという決定がなされたことを受けて、シドニーへの旅行を考え始めていたのです。
相談の結果、①シドニー空港での入国規制が今と同様緩和されていること、②日本・オーストラリア双方におけるオミクロン株の蔓延状況が酷くなっていないこと、③お互いの健康状態が良好であること、を条件に、1月20日から3月3日まで6週間の日程で計画を進めることにしました。
私はこれまでオーストラリアを「食わず嫌い」で敢えて旅行先から外してきました。
それは、ヨーロッパに比べて歴史や文化の厚みや奥深さがないという先入観からでした。
しかし、文化や歴史の面はともかく、冬の寒さを避けて温かく過ごすには、北半球のオーストラリアはうってつけであり、特にシドニーは夏に30度を超えることはあってもカラッとしていて過ごしやすく、風光明媚で治安もよく、食べ物も美味しい洗練された都市である…と知るにつけ、今まで抑えていた旅への渇望がムラムラと私の心に湧いてきた次第です。
まだ時期尚早! 不見識! という誹りは免れないかもしれませんが、私もそういつまでも元気で海外旅行に行ける訳ではありません。 残された時間は長くないのです。
いつ収まるとも知れないコロナを怖がっていたら永久に海外旅行はできません。
細心の注意を払って自己責任で旅を続け、帰国の際に国内にウイルスを持ち込まないように責任ある行動をとる…ということで何とかお許しを…。
そもそも私の旅行スタイルは、自炊が中心で殆どレストランに入らない、知り合いも居ないので他人とは殆ど会話しない(夫婦の会話も殆ど無い)、もっぱらビーチで過ごし蜜になる場所にはいかない、…のでコロナに感染するリスクは極めて低いと考えています。
あとひと月あまり、オミクロンの感染者が増えないことを祈るばかりです。
みんな!気を付けてくれよー!