2021.7.9
南国の夏
宮古島に来て9日目になります。
はじめの内は何だか違和感のあったこの島での暮らしにもようやく慣れてきて、ブログを書くモチベーションも湧いてきました。
どんな違和感があったのかというと、大したことではないのですが、空港から出た瞬間のモアッとした纏わりつくような蒸し暑さと、市内の街並みが味気なく活気にも乏しいことなどから、何となく旅先に来た高揚感が感じられなかったのです。
それにTVで流れるのは、相変わらずのコロナ騒動、オリンピックのドタバタ劇、集中豪雨による悲惨な土砂災害、中国による香港の言論弾圧など、暗い話ばかり…。唯一明るい話題はエンゼルスの大谷翔平の活躍のみという実態に、気が滅入っていたこともありました。
それでも、休養日を挟みながら一日置きくらいに綺麗なビーチに出かけることを繰り返していると、心の蟠りが徐々に解けてきて 「うん、なかなか居心地がいいじゃないか…。」と思えるようになってきました。
宮古島のビーチに寝そべっていると、海から吹き寄せる風が意外と心地良いのです。
そりゃぁ、ハワイや地中海の乾いた爽やかな風に比ぶべくもありませんが、それでも砂浜にコンモリ茂った樹木の木陰に寝そべって本を読んだり、澄み切ったブルーの海を眺めたり、青い空を流れてゆく白い雲をぼんやり追い掛けていると、至福の時間が流れてゆくのを感じることが出来ます。
上の写真のビーチは、伊良部大橋を渡った先にある「渡口の浜」(とぐちのはま)というところで、パウダースノーの真っ白い砂浜と澄み切った海、そして手ごろな木陰があるので、私の一番のお気に入りです。 近くに「ブルー・タートル」というお洒落で美味しいレストランがあるのも嬉しいです。
宮古島で他に我々が気に入ったビーチを二つ挙げると…、
◉池間大橋を渡ってすぐ右手のお土産屋さんの展望台の下にある白い浜。
海中に石がゴロゴロしているので、ビーチシューズがあるとエントリーし易いです。
海水の透明度は抜群ですが流れが強いので要注意です。
◉何と言っても観光客に人気があるのは、与那覇前浜ビーチでしょう。
白い砂浜とオーシャンブルーの海が素晴らしく、適度な賑わいと活気があります。
残念なことにジェットスキー(水上バイク)がブオン、ブオンとうるさいのが玉に瑕です。
今年の冬に行った時は工事中で入れなかった下地島の「通り池」にも行ってみました。
二つの神秘的な池は地下で繋がっているそうです。
一日が暮れると、平良港のコンテナ埠頭が夕闇に溶け込み、沖に横たわる伊良部島が夕日の残照にシルエットで浮かび、集落の明かりが谷間のホタルのように灯りはじめ、空には「宵の明星」(金星)が輝きます。
炎天のほとぼりが冷めるこの時間帯が私は好きです。
ドライブの最中に果樹園を見つけたので、試しにマンゴーを買ってみました。
トロピカルな香りと甘さが病みつきになります。
アイスクリームと一緒に食べるとまた格別です。
農家さんによると、マンゴーは栽培が難しく手もかかるので、ビジネスとしてはハイリスク・ハイリターンなんだそうです。
最後に我家のご紹介をしておきます。
マンションの10階に位置する50㎡弱の狭い2LDKですが、我々二人には十分です。
トランク二つの身の回り品だけで3カ月不自由なく暮らせるんだから、東京の我家のガラクタ類は全部断捨離しちゃったって構わない筈だとつくづく思います。
最後に、宮古島の美しいビーチを、ドローンの4K動画で撮影し、簡潔な解説も入っている映像を見つけましたので、掲載しておきます。
よろしかったらどうぞ…。
【絶景4K空撮】行かないと人生損する宮古島の絶景スポットを一挙紹介2021 - Bing video