2021.5.17
「誰でも何度でも予約可能」???
ワクチン大規模接種東京センターの
予約システムに重大欠陥のニュース!
今日、私が予約を入れた大規模接種東京センターの予約システムに重大欠陥があったとのニュースが飛び込んできました!
先ずはAERAdot.のサイトでニュースの内容をお読みください。
【独自】「誰でも何度でも予約可能」ワクチン大規模接種東京センターの予約システムに重大欠陥〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
このニュースによると、驚くなかれ、全く《デタラメな市区町村コード》と《デタラメな接種券番号》を入力すれば、だれでも予約が取れてしまうというのです!
このニュースを聞いた女房は興味津々。 『それじゃ、私もとれるかしら? 試しにやってみて。』 とせがむので、やってみました。
市区町村コードは、一応、杉並区の正式な番号を入れ、接種券番号は(女房は未だ接種券が送られてきていないので)私の番号に1を加えた番号で試してみました。
すると訳もなく進んで、予約直前の画面まで進むことが出来てしまいました。
ここで「予約する」というボタンを押してしまうと関係者に迷惑をかけるので、実験はここでストップしましたが、システムに重大な欠陥があることは確認できました。
女房はあきれ顔で、『都内の各自治体から接種券番号のリストを取寄せておいて、市区町村コードと接種券番号とを照合するシステムにしておけばいいだけの話じゃないの?何でそんなことも出来なかったのかしら? 日本てどうかなっちゃったんじゃないの?』と憤っていました。
AERAdot.のニュースを読むと、東京センターの運営業務は約19億5000万円で大手旅行代理店「日本旅行」が請け負っており、システム運営会社の「マーソ㈱」の顧問には、菅総理の盟友・竹中平蔵が就任しているとのことです。 さらに別のAERAdot.の記事によると、この19億5000万円に上る巨額の発注が随意契約でなされたというオチまでついているのです。 「日本旅行」が受注した裏には、全国旅行業協会会長の二階幹事長の存在があったんだろうと勘ぐってしまうのは私だけでしょうか?
いずれにしても、せっかく自衛隊医務官の方々や応援に駆け付けた看護師の皆さんが苦労して準備を進めて下さっているのに、これに水を差すような重大欠陥が明らかになったことは誠に残念です。 そしてこのようなシステムしか構築できない日本の行政のお粗末さに日本人として《恥ずかしさ》すら感じてしまう次第です。
AERAdot.の記事では、悪意ある者がワクチンの予約枠を大量に抑えてしまい、高額で転売することも出来てしまうと記されていましたが、接種会場では正規の接種券の提示が必要だし、免許証等で本人確認も行われるので、正しい市区町村コードと接種券番号で取られた正規の予約でない限り、ワクチン接種を受けることはできないと思われるので、誰でもワクチン接種を受けられてしまうという事態にはならないでしょう。
しかし、世の中には悪い奴もたくさんいます。 架空の予約を取って当日本人が現れないようなことがあれば、ワクチンが大量に無駄になってしまう事態も考えられます。
この業務を巨額の費用で請け負った会社は、直ちに、現在取られている予約が正しい市区町村コードと接種券番号で取られているものであるかどうかをチェックする作業を行うべきだと思います。