2021.1.27

 

崖っぷちの宮古島 実質的ロックダウン! 

 

 

美しい海に囲まれ、サトウキビ畑が広がる長閑な宮古島ですが、意外にもコロナ感染が深刻な状況にあります。

今回は、地元のメディアによって報じられている実情をご紹介したいと思います。

 

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その前にチョットだけ、昨日行った「吉野海岸」でのビデオと写真を掲載します。

 

昨日も天気が良く、風も穏やかで、海水浴日和?でした。

例によって凧を揚げて、チョットだけ海水浴。

 

吉野海岸の海水の透明度は抜群で、波は穏やか。 

サンゴ礁がすぐ近くに広がって、熱帯魚が沢山群れていました。

しかし、安全そうに見えても、結構流れが強く、危うく流されそうになってしまいました。

岸に近かったので何とか泳ぎ着きましたが、チョット焦りました。

もし、強い離岸流に掴まってしまうと、沖まで流されてしまう恐れがあるので注意が必要です。

 

海水は奇麗なのですが、ビーチには多くのゴミが打ち上げられていました。

海流の関係で、遠く向こうの中国から流れてくるゴミだと思われます。

 

早々に場所を移して、東平安名崎公園の展望台から美しいビーチを見下ろしながらランチをいただきました。

 

展望台の先に保良漁港がありましたので訪れてみました。

漁港にはチラホラと人がいました。釣り人もいましたが「全く釣れない」と言っていました。

東シナ海のど真ん中に浮かぶ島であるにも拘らず、お魚チャンは一体どこに行ってしまったのでしょう?

 

 

保良漁港の西に広がる白砂のビーチにはウミガメの姿が見られました。

ところがこの海岸には特に沢山のゴミが打ち上げられていおり、下の写真の通り、目を覆わんばかりの惨状でした。 せっかくの奇麗な海が台無しですし、カメが可哀そう!

浜に打ち上げられた夥しいゴミ。 

 

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さて、本題の宮古島における新型コロナの状況についてのご報告です。

 

【 琉球新報社の今朝の記事 】  (一部記事を編集してあります)

宮古島市では1月に入って市中感染に歯止めが掛からない状況が続いている。26日までに135人の感染が確認された。福祉施設での20人超が関係するクラスターや市内小中10校で児童・生徒の感染による学級閉鎖が起きている。

座喜味市長は感染拡大の背景について「飲食や会食、カラオケによる感染から家庭や職場、学校へと感染が広がっている」と指摘した。「宮古病院の危機を克服するため、家族や友人を守るために、外出はできるだけ控え、人との接触を減らしてほしい」と強調し、3密回避や手指消毒、マスク着用の徹底を呼び掛けた。

 

★宮古島の新規感染、沖縄全体の4割に
沖縄県は26日、10歳未満から90代以上の男女84人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。そのうち宮古島市が34人(男性15人、女性19人)と4割以上を占めた。
 
★人口10万人あたり東京の3倍
宮古島市の26日までの直近1週間の新規感染者数は84人で、人口10万人当たりで151・11人に達した。都道府県別で感染者数全国1位の東京都は25日までの直近1週間で人口10万人当たり56・03人で、宮古島市は東京の約3倍に上った。
 
★公共施設閉鎖、来島自粛も
座喜味市長は26日、市役所で会見し、公園や公共施設の閉鎖を発表した。市民の外出と島外渡航の自粛や観光客などの来島自粛も求め、「極めて危機的状況だ。法律上、ロックダウン(都市封鎖)はできないが、人の移動を制限する。市独自の緊急事態宣言と捉えて、命を守るために理解してほしい」と事実上の「封鎖」へ協力を強く訴えた。
宮古島市は「市民の外出制限を促す措置」として27日から市内の公園や図書館、公民館を閉鎖し、乳幼児検診や婦人検診を中止する。小中学校は原則、休校しないが部活動は停止。いずれも2月7日までだが、状況によって延長する。飲食店や宿泊施設、航空関係など人の移動につながる企業、団体にも「休業や減便などの協力を要請する」とした。 

★宮古島市民病院が一般外来診療を中止
市唯一の感染症指定病院の県立宮古病院は連日、満床と病床拡大を続けており、26日からはコロナ対応の医師や看護師確保のため一般外来を中止した。
 
 
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宮古病院長の緊急記者会見をTVニュースで視ましたが、「もし今後重傷者が出たり、万一院内感染が発生したりすると一発で医療体制は崩壊してしまう。極めて憂慮される状況にある。」と強い緊張感を示しておられたのが印象的でした。
 
私たちのような《島外から来ている長期滞在者》に出来ることは、自身の基本的な感染防止対策を徹底し、買い物や食事目的の外出を極力減らし、大人しく部屋に籠って島民との接触を避け、間違っても我々がコロナに感染して乏しい島の医療資源に負担をかけることのないように気を付けることしかありません。

 

 

 

そうした中、日本で新型コロナウイルスの感染者数が増加していることを理由に、EUが、入域を許可する国の所謂「ホワイトリスト」から日本を除外する方向で検討しているというニュースが舞い込んできました。
 
昨年は飛行機の運行停止により断念したエーゲ海での避暑生活を、今年こそは何としても実現させたいと再チャレンジを目論んでいる私としては、大変気になる報道です。
 
 
一方ではGoogleの人工知能が、1月18日から2月14日までの28日間で、日本の新規感染者数が大幅に増え、27万1,575人、死者数が8,210人となると予測していると報じられています。 過去28日間の数字と比べると、感染者数が2.1倍、死者数が5.1倍になる恐れがあるということです。
都道府県別新規感染者数の予測で最多は東京都の8万8,089人だそうですから、1日平均で3,146人となる計算です。 
 
実際の東京都の1日あたり感染者数の推移は下の図の通りで、1月7日の2,447人をピークにそれ以降は増減を繰り返しながらも徐々に減少傾向にあります。
 
 
もし、Google のAIの予測が正しいとすると、間もなく巨大な第4波が襲ってくることになります。
幸い今のところそうした気配はありませんが、AIの予測が外れることを祈りたいものです。