2021.1.13
宮古島一周ドライブ
天気予報通り、今日は朝から青空が広がりましたので、車で島を一周してみることにしました。
今日の走行ルートを示すと下の図のようになります。
今日一日の晴天を約束するような日の出でした。
島を反時計回りに走ることにしました。
シギラセブンマイルズリゾートの中にはシギラ黄金温泉やシギラリフトなどの施設がありました。下の写真はリゾートの東端にある「アラマンダ・イムギャー・コーラル・ヴィレッジ」です。 ここには、1階建てのコテージが立ち並んでいます。
海には近いが部屋からの眺望は良くありません。
ヴィレッジの先には「イムギャー・マリン・ガーデン」と呼ばれる海浜公園があります。
小高い丘の上の展望台からは澄み切った珊瑚礁の入り江が見渡せます。
「イムギャー」の「イム」は宮古島の方言で「海」を意味し、「ギャー」は「湧き水」という意味で、その名のとおり、地底から真水が湧いているそうです。
静かな入江は正に自然のプール
海浜公園の先は「イムガー断崖」と呼ばれる切り立った断崖になっています。
解説板によると、昔は危険を冒してこの崖を降り、下に湧く清水を汲んでいたそうな。
今は階段が整備され、崖の下に降りられるようになっています。
なるほど、昔は水を汲みにここまで降りてきたのか…、そりゃ大変だわ!
「イムガー」から先は「七又海岸」と呼ばれる険しい海岸線が続きます。
更にちょっと進むと、沖縄電力の「宮古島メガソーラー実証研究設備」がありました。
ソーラーパネルと風車があるところから、太陽光と風力発電の研究をしているようです。
さらに東進すると、宮古島最東端に伸びる「東平安名崎」(ひがしへんなさき)に入ります。
馬の背のような細い岬が約2キロ続き、途中に「保良漁港」があり、岬の突端には白い灯台が立っていました。
この海岸に並ぶ岩は、明治時代(1774年)の大震災の際に、大津波によって海底からもたらされたものだそうです。
「灯台の碑」には、この海域一帯は岩礁が多く、昔から海難事故が絶えなかったため、灯台を建設して航行の安全と観光の振興を図ることにした経緯が刻まれていました。
断崖の下に釣り人発見! ここまでは約20mも命綱を伝って降りなければなりません。
灯台から引き返すと、大きな岩に祠があり、「マムヤの墓」の伝説が書かれていました。
岬から戻り、島の裏側を北西のルートに進みます。
どこまで走ってもサトウキビ畑の単調な景色が続くので眠気を催します。
吉野海岸辺りで、珍しく「椰子の木」の並木がありました。
新城海岸⇒底浦ビーチ⇒比嘉ロードパーク⇒高野漁港⇒真謝(マジャ)ビーチなどをすっ飛ばして、一路「池間大橋」を目指します。
途中、「島尻マングローブ林」がありました。
TOKIO MARINE のOBであれば、マングローブを素通りする訳にはいきません。
ここから更に北西に進むと宮古島と池間島を結ぶ「池間大橋」を渡ります。
「池間大橋」のつもりで撮った写真には「世渡橋(セドハハシ)」と書かれていたので?と思って調べてみたら、「池間大橋」の手前に小さな島があって、手前に「世渡橋」が架かっていたようです。
実は、この橋を渡る前に、お腹が空いたので、道端の商店で鳥モモの唐揚げやオニギリ弁当やサンドイッチなどを買い込み、海がトビキリきれいなポイントで段ボール箱をテーブル代わりにして昼食を取ったのですが、そこが二つの橋を分ける小島だったんだと今気が付きました。
ここから先の「池間大橋」の下に広がる海のブルーはブッタマゲるくらいに美しい!
鮮やかなブルーのインクを流したような独特の色彩なのです。
こんな海の色は世界中のどこでも見たことがありません!
池間島の北端にも白い灯台がありました。
ここから再び池間大橋を渡って宮古島市街に戻り、今度は伊良部島に架かる「伊良部大橋」を渡ります。
伊良部島を一周しようかと思いましたが、単調なサトウキビ畑に飽きてしまい、半周で切り上げてしまいました。
伊良部島の向こうには、下地島空港のある下地島がありますが、これも割愛してしまいました。
そして宮古市街で買い物をして、我が家に戻りました。
コンドミニアムに着くと、ちょうど夕日が沈むところでした。
このブログを書きながら、一か所大事なポイントを見逃したことに気が付きました。
そこは「砂山ビーチ」と呼ばれ、波の浸食によってできたアーチ状の大岩が撮影スポットとして有名な場所で、こんな写真が撮れるはずでした。
ところが、改めて「砂山ビーチ」について調べてみたところ、驚くべきことが判りました。
「砂山ビーチ」のこのフォトジェニックな岩の周りに、景色を台無しにする無粋な柵が設置されてしまっているというのです。
しかもその設置者は、ここ周辺の広大な土地を所有するリゾート会社と宮古島市観光商工課だというから驚きです。(設置の理由は岩が剥落して危険だというのですが…、こじ付けっぽいな~)
しかもその背後には、何と三菱地所によるリゾート開発計画の存在もあると知って2度ビックリ!
柵が設置されているんじゃ、行かなくて良かったー!
この件についてはshimagurashiさんのブログで報じられていますので興味のある方はご覧ください。
砂山ビーチに立ち入り禁止区域〜変わりゆく宮古島の海〜 (xn--pqq94i54hslbk83f.jp)
砂山ビーチのリゾート開発ついに始動|三菱地所の衝撃的計画とは? (xn--pqq94i54hslbk83f.jp)
この方の別の記事によると、コロナ流行の前には、中国人が大挙して押しかけ、宮古島の静かで美しい環境が台無しになっていたことも書かれています。
ローシーズンの今、しかもこう言っては不謹慎かもしれませんが、図らずもコロナのお陰で、観光客の少ない静かな宮古島の生活を満喫出来ている幸せを、改めて噛み締めている次第です。