2020.2.24

 

タンタラスの夕陽と夜景

 

今日も天気が良かったので、お気に入りのカイマナビーチでのんびりした後、タンタラスの丘へ夕陽と夜景を見に行ってきました。

 

月曜日ということもあって、カイマナビーチにはいつにもまして静かで穏やかな時間が流れていました。 

今日はビーチサイドの公園のベンチに腰掛けて、美味しいお弁当を食べ、マッタリした時間を過ごしました。

 

 

 

 

夕方5時頃に腰を上げ、タンタラスの丘に向かいました。

 

タンタラスの丘は、我々の友人でフラの先生でもあるMさんの紹介で知り、先日昼間に行って雄大なパノラマを楽しみましたが、夜景も綺麗そうだったので、サンセットからワイキキの街の明かりが煌めき始めるまでの景色の移り変わりを鑑賞しようと計画しました。

タンタラスの丘の正式名称は、プウ・ウアラカア州立公園というそうです。
「タンタラスの丘」という呼び名は、急勾配でヘアピンカーブの多い坂道を上っても上っても、なかなか到着しないことから、「じらす」を意味する「tantalize」に由来しているそうです。
因みに、或るウエブサイトの説明によると、
『タンタラスは、ギリシャ神話の全知全能の神ゼウスの子どもです。タンタラスがゼウスの一人息子であるペロプスを殺し、シチューにして振舞ったところ、ゼウスに見破られてしまいました。神を試した罰として、タンタラスは小川の淵に首まで埋められてしまい、水を飲もうとすると川の水が干上がり飲めないという乾き地獄を味わわされました。・・・頂上は見えているのに、道をいくら上ってもなかなか頂上に辿り着けない「じれったさ」が、タンタラスのもどかしさと見事に重なった名称になったというわけです。』

とありました。 なかなか面白い話ですね。

 

 

タンタラスの丘の展望台に行くには、九十九折(つづらおり)のヘアピンカーブを登って行かねばならないのですが、途中でパトカーが交通整理をしており、レッカー車が事故車を牽引していく場面に遭遇しました。事故車は左前部が大破しており、スピードの出し過ぎでヘアピンカーブを曲がり切れず、対向車と衝突したものと思われます。

私は、これを以て他山の石とし、同じ轍を踏まないように慎重運転を心がけた次第です。

 

我々が展望台に着いた時には、既に沢山の人が夕陽を見に集まっていました。

(^^♪ギンギンギラギラ 夕陽 が沈む~♪

♬ 真っ赤っかっか空の雲~、みんなのお顔も真っ赤っか~🎵

ギンギンギラギラ 陽が沈む~🎶

 

遥か眼下に、東方のダイヤモンドヘッドから、中央のワイキキの高層ホテル群やダウンタウン、更に西方にホノルル空港からパールハーバー方面を見晴るかす大パノラマが広がり、上空を流れ行く雲を茜色に染めながらゆっくりと沈む夕陽を眺める醍醐味は、ここでしか味わえない貴重な経験でした。

 

 

 

 

いよいよ夕陽が水平線に沈もうかという時、『6時45分にゲートが閉まるぞー!それまでに全員公園から退出するように!』と、ムードをぶち壊す無粋な男性の大声が後方から響きました。

 

夕陽の沈む時間は6時半。夕陽を見る展望台から公園のゲートまでは、約500メートルありますから、サンセットを観終わった観客たちは、そそくさと足早に車に戻り、退出しなければなりません。

 

そうです! タンタラスの丘の展望台からは、夜景を鑑賞することは出来ないのです!

夜景を見るには、展望台のあるプウ・ウアラカア州立公園を出て、ラウンド・トップ・ドライブを少し下ったポイントに移動する必要があります。 駐車場は特にないので、路肩に駐車することになります。このポイントには、マイカーで来た人や夜景観賞ツアーの団体さんも大勢屯していますので、すぐに判ります。
 

ここからは、まさに『宝石箱をひっくり返したような美しさ』という形容詞がピッタリの夜景が鑑賞できます。

 

 

 

ただ、写真を撮る時は問題無いのですが、ビデオを撮ろうとすると、周囲の人たちの話し声まで録音されてしまうのが残念でした。

 

 

 

この夜景ポイントから下方には、このパノラマを我が物にしようという人たちの邸宅が立ち並んでおり、視界は遮られてしまいます。 
「この家からは確かに素晴らしい眺めだろうけど、こんな景色だって毎日見ていたらきっとすぐに飽きちゃうよね。」と、負け惜しみを言いながら夜道を帰りました。