2019.9.7
Cala d'Or で物件調査
理想的なアパートとビーチを発見!
来年の夏の旅行先は、エーゲ海の島と決めていますが、再来年(2021年)の9月に再びマヨルカ島に来るとして、何処に滞在するかが大きな問題です。
マヨルカ島に綺麗なビーチは沢山あるらしいですが、あまり混んでいなくて、崖に囲まれた狭くて美しいビーチがあって、予算的に手の届く範囲で泊まれるアパートがビーチの近くにあるところ…となると、見つけるのはなかなか容易ではないと思われます。
でも、取り敢えず一つ見つけましたよ。私の理想の条件を満たすところを。
それが、カラ・ドール(Cala d'Or)と呼ばれるところです。
今滞在中の、マヨルカ島の東海岸のカラ・ミヨールより、少し南下したところにあります。
ここにはリアス式海岸のように、美しい入江が幾つも連なっており、入江の奥には小さな砂浜のビーチがあり、穏やかな漣が打ち寄せています。
入江の名前を東から西へ読み上げると、カラ・セレナ、カラ・フェレーラ、カラ・エスメラルダ、カラ・グラン、カラ・ドール、カラ・リョンガ、となります。
これらのビーチにはご多分に漏れず、沢山の人がいますが、ビーチの奥行が深いので、波打ち際から少し離れたり、岩場の上に逃れたりすれば、静かに日光浴を楽しむことが出来ます。
入江の両側には岩場の岬が迫っていて、岬の上は美しい松林で覆われ、瀟洒なホテルやアパートメントが点在しています。
岩場の所々には、平らなプラットホームが設けられ、海に出入しやすいようにハシゴが設置されています。
海水の透明度は良好で、潜ると水族館のように魚がウヨウヨいます。
こういうビーチが私の理想です。
肝心のアパートですが、この地域にある3軒のアパートに目星をつけ、訪ねてみました。
レセプションに行って、「私は来年の9月に1か月間滞在するアパートを探しています。現在はカラ・ミヨールに滞在していますが、そこはビーチが混んでいてリラックスできないので、もっと静かなビーチを探しています。ここのビーチはとても美しいので気に入りました。空いている部屋があったら中を見せていただけませんか?」と尋ねました。
最初に訪ねたアパートのレセプションの女性は快く対応してくれ、「カラ・ドールも9月はまだ観光客が多くて、ビーチは何処も混みあいます。10月がベストシーズンなんですけどね…」と言いながら、責任者と思われるスーツを着た大変美しい女性に事情を説明してくれました。その美しい女性は、「それではタイプの違う二つの部屋をご案内いたします。」と言って、わざわざ自ら先導して1階のワンベットルームの部屋と3階のスタジオタイプの部屋を見せてくれました。1階のワンベッドルームのキッチンにはオーブンはなく、3階のスタジオタイプのキッチンにはオーブンが備わっていました。 3階のスタジオはプールビューの明るい機能的な部屋で、私はとても気に入りました。
(写真は全て予約サイトの写真を拝借)
プールは広くて高級感のある四角い造りで、周りのデッキチェアーで休んでいる人達の雰囲気も静かで良い感じでした。
次に訪ねたアパートのレセプションの男性は、「部屋は全て塞がっているため、お見せすることは出来ません。こちらのウエブサイトに写真が出ていますので、それをご覧ください。」とつれない返事でした。
館内のプールを見学させてもらいましたが、若干遊園地のような造りで、ファミリー向けのような感じでした。
最後に尋ねたアパートのレセプションの女性は、このアパートにはスタジオタイプの部屋はなく、全てワンベッドルーム以上です。と言いながら、空いている部屋のカードキーを作って「どうぞ3階のこの部屋をご覧になってください。」と言ってキーを渡してくれました。
部屋の広さはスタジオタイプに比べ広いですが、キッチンにオーブンは無く、室内の造作はシンプルでちょっと味気ない感じでした。
プールはカーブを描いた大きなプールと、円形の子供用プールが並んでいました。
3軒のアパートを見比べた結果、美人女性の案内によるハロー効果が無いとは言えませんが、私は最初のアパートのスタジオタイプの部屋が最も気に入りました。
お値段は最初のホテルが一番高く、2番目と3番目は同じくらいでした。
3番目のアパートが、スタジオタイプより広いワンベッドルームの部屋であることを考えると、広さと値段の関係では、3番目のアパートが最もお得だと思いました。
カラドールの街並みは、南スペインらしい白い建物で統一されており、我々が今いるカラ・ミヨールよりもお洒落で洗練された感じがあります。
こうしてアパートの物件調査を終えた後、最も気に入ったカラ・フェレーラの岩場に腰かけて、持参したお弁当をいただき、綺麗な海で泳ぎ、理想的なビーチとアパートを見つけられた満足感に浸りながら、平らな岩場で横になって、至福の時間を過ごしました。
私としては、理想の条件を十分に満たす場所が見つかったので、もうこれ以上ほかの場所を探し回らずに、将来の夏の避暑旅行先を、ここに決めてしまっても良いとさえ思っています。
しかしながら、マヨルカ島にはバラエティーに富んだ魅力的なところが沢山ありそうですから
場合によってはマンネリ化してきたリャネスやバルケラを卒業して、暑くてもカラッとした気候のマヨルカ島で、幾つかのビーチを転々としながら夏の3か月間を過ごすという選択肢も考えられます。
まだ時間がありますので、もっと色々なビーチとアパートメントを調べ、どうするかをゆっくり考えてみたいと思います。