2019.8.8

 

最近の出来事

 

街の中を彷徨っている時に遭遇した、最近の出来事を綴ってみることにします。

 

 

その1.美しい干潟の光景

今朝、散歩がてら、教会の向こうの干潟の岸に降りてみると、ちょうど満潮になっていて、いつもは泥の上に横たわっているボートが海に浮かんで、一幅の絵のような光景を醸し出していました。

辺りは静寂そのものです

 

 

 

その2.フルヘンの奥さんとお嬢さんに会えた話し

‟フルヘン”というのは、2016年に教会のコンサートで知り合って以来、毎年1回夕食を共にする機会を重ねてきた、バルケラでの数少ない友人の一人です。

「フルヘンは元気かな?そろそろ連絡を取らなきゃなー。」と話していた矢先、スーパーマーケットでバッタリ、フルへンの奥さんとお嬢さんに会うことができました。

思わずハグを交わして記念撮影。

お嬢さんもお母さんと同じ名前で、どちらもエレナさんです。(混乱しないのかしら?)

お嬢さんのエレナもお母さんと同じく、とても明るくフレンドリーで素敵な女性です。

奥さんは、「私たちも、あなた方はもうバルケラに来ているんじゃないかと話をしていたところなのよ。今度は我家でお食事をご一緒しましょう。メールしますからね。」と言ってくれました。 その日が楽しみです。 日本からお土産を持ってきといてよかったぁ。

 

 

その3.タコ釣り名人の ティコ に会った話

いつも漁港の岸壁からタコを狙っている ティコ の姿を今年は見かけません。

『おかしいねぇ、仕事で何処かに行っちゃったのかなー?』などと家内と話をしていたのですが、散歩の途中でバッタリ遭遇しました。

タコ釣り名人のティコです

なんと彼は大ダコを3匹も釣り上げて、ビニール袋に入れて歩いるところでした。

袋から出して見せてくれましたが、とても大きなタコなのでビックリしました。

 

こんなのが釣れるんだったら、私もタコ餌木の仕掛けを持ってきているので、彼にポイントと釣り方を教えてもらって、挑戦してみようかな?

 

 

その4.漁師の奥さんのお仕事

漁港では、漁師の奥さんたちがパラソルの下で漁網の繕いをしていました。

男たちは海に出て魚を獲る。女たちは家を守り、破れた網を繕ってそれを支える。

微笑ましい漁村の光景に思わずパチリ。

男たちは夕闇迫る頃、その網をクレーンで引上げ、絡まないように慎重に漁船に積み込み、未明の内に漁場へと出て行くのです。

網の大きさに驚きます。 これで文字通り魚を一網打尽にするのでしょう。
魚群を見つけ、魚を包み込むように網を投下して、魚を逃がさないように引き上げる…。

沖の漁場では、船長と海の男たちの長年の経験と勘による真剣勝負が繰り広げられることでしょう。

 

 

その5.ピコス・デ・エウロパの眺め

ある日、教会の展望台からピコス・デ・エウロパの峰々がくっきりと見えていました。

ピークの背景に黒っぽい雲があるせいで、いつもは空と同化して霞んでいる山塊が際立って見えているようです。

ポコッとした形のナランホ・デ・ブルネス、別名ピク・ウリエル(Naranjo de Bulnes / Picu Urriellu )もくっきりと見えています。

ナランホ・デ・ブルネスの標高は2519メートルで、カンタブリア山脈の最高峰ではないのですが、その独特の形状と西面の550メートルの垂直な壁のロッククライミングとによって、スペインの象徴的な山の1つとなっているそうです。 それにしても、なぜオレンジ(Naranjo)というのでしょうかねぇ。

 

 

 

その6.城壁の上を歩いた話

サン・ヴィセンテ・デ・ラ・バルケラは昔は城壁に囲まれた村だったそうで、今もあちこちにその名残が見られます。

今年、教会の下のアルベルゲから急な勾配で下る城壁が整備されているのを発見しました。

ここは去年までは茨に覆われていて、足場も悪く途中で行き止まりだったのですが、最近整備されたようです。 折角のご好意なので、整備された城壁の上を歩いてみました。

落ちると茨の棘で痛そうです

 

城壁は、我々のアパートの下を通って、裁判所の下の広場まで続いています。

夜はライトアップされますが、木々に覆われてその効果はイマイチです。

 

 

 

その7.広場の改装

マヨール・デル・フエロ広場にモザイクでサン・ヴィセンテ・デ・ラ・バルケラの紋章の装飾が施されていました。最近改装されたようです。

上の人の絵が子供じみています

サン・ヴィセンテ・デ・ラ・バルケラの紋章 本物の紋章の人の絵柄も同じでした

 

 

その8.包丁砥ぎのオジサン

レストラン街のアーケードの下で、包丁砥ぎのオジサンを見つけました。

バイクの荷台にグラインダーが…

砥ぎ終わった包丁を見せてもらいましたが、刃はノコギリのようにギザギザでした。

去年、肉屋のホセに砥いでもらった時と同じ状態です。

私はそれに懲りて、昨年から、アパートの前の道路で拾った平らな板状の小石を砥石として使っていますが、これがとてもよく砥げるので、私の旅の必需品となっています。

 

 

 

その9.最近作ったお料理

≪エイヒレの調理に挑戦≫

魚屋で奇妙なものを売っていました。  よく見るとエイのヒレのようです。

日本の居酒屋で出てくるエイヒレの干物はお馴染みですが、生のを見るのは初めてです。

好奇心から買ってみました。

真ん中の斑点が不気味です

ネットで調べると、下拵えとして皮を剥く必要があるようです。

解説通り、片方を布巾で押さえ、ペンチで皮を摘まんで力一杯「エイ!」っと引っ張ると、べりべりっと音がして気持ちよく剥けます。(快感で病みつきになりそう。)

愛用のペンチも旅の必需品です

剥き終わると、ツルンとした白い旨そうな身になります。

右は剥いだ皮です

取り敢えず、ハーブを混ぜた小麦粉を付けてソテーにしてみました。 

        旨し! 美味!

味は淡白で臭みは全くなく、太めの軟骨もコリコリと歯触りよく食べられます。端っこの身の薄い部分はパリパリと香ばしく美味しいです。(2枚で約300gあって€1.46≒178円と安!)

次回は沢山買って、カリカリに2度揚げして、ワインのつまみにしたいと思います。

 

 

≪煮豚と牛テール・カレーのコラボにラッキョウを添えて≫

先日作った牛テールのスープは、しまいには肉と野菜がトロトロに溶けてしまったので、

カレーにリメイクしました。 コクがあってそれはそれは美味しいカレーになりました。

加えて、今日は新たに煮豚を作りました。

チョット火が通り過ぎたようで、ピンク色のジューシーな仕上がりにはなりませんでしたが、ポン酢と和辛子を付けて食べると最高に美味しく出来ました。

ちょっと味を変えようと、牛テール・カレーと煮豚のコラボレーションにしてみました。

〔美味しいもの+美味しいもの=超美味しいもの〕という数式は成り立つことが判りました。

「今開けずしていつ開けるのか」と言って、日本から持ってきたラッキョウを開封しました。

福岡県の物産展で買ったラッキョウです 

やっぱりカレーにはラッキョウです。 目を瞑って深呼吸するほど美味しかったです。

 

 

≪チキンのグリル≫

毎度お馴染みのチキンのグリル。

今日のチキンは特大で、焼き加減も上出来!

皮がパリパリで肉はジューシー。 骨はダシを取って次の料理のスープストックにします。

それにしても、日本の鶏肉より断然美味しいのは何故でしょう? 飼育される環境が良いのでしょうか?

大型のオーブンの存在も大きいです。 我家の小型のオーブンではこうはいきません。

 

 

≪サーモンのムニエル≫

こちらの魚屋では、サーモンはぶつ切りの状態で売っています。

脂がのって美味しそうです

大きいし、他にも食べなければいけない物があるので、半身づつにしました。

我々はウエルダンが好きです

やっぱりサーモンのムニエルの味は、魚料理の最高峰といっても過言でないと思います。

 

 

その10.昨日の気温

昨日はいつになく暑い一日でした。

漁港の温度計が、14時現在29℃を示していましたが、一瞬30℃を示すときもありました。

直射日光の下にいると暑いですが、日陰に入ると涼しいです。

特に我々のアパートのように石造りの家は、中がヒンヤリしていてとても涼しく過ごせます。

そして陽が沈むと急速に気温が下がり、夜は肌寒くなります。

夕陽です

黄昏時の漁港です

 

今日のところはこれでお終いです。