2019.5.13
カレンナックはとっても魅力的な村!
苦労して来た甲斐があって、カレンナックはとっても魅力的な村で、大変気に入りました。
到着した夕方に、早速ホテルの周りを散策してみました。
黄昏時の静寂の中に佇む、中世さながらの家々は、ひっそりと慎ましやかな生活感があって、久々に魂が震えるほどの感動を覚えました。
「どうして…中世の庶民の家々の醸し出す雰囲気がこんなにも美しいんだろう…」
全体の村の景観をデザインしてから家を立てたのじゃなくて、個人が思い思いに家を建てた結果なんだろうけど、どうしてこんなにも町並みが美しいハーモニーを醸し出しているんだろう?!
ある日、この疑問を、B&Bのオーナーのヴィンセント(Vincent)に尋ねてみました。
彼の答えは、とても納得感のあるものでした。
彼の答えは、とても納得感のあるものでした。
「それは彼らが貧しかったからだと思うよ。大きな家は建てられなかったし、建材はここらで採れる石を使ったんだ。一階は家畜小屋や野良仕事の道具をしまう場所。2階が彼らの住居。屋根裏が食料などの保存場所だったんだ。そして冬の寒さや夏の暑さを凌ぐため、大きな窓は造らず壁の多い建物にした結果、こういう町並みが出来たんだろうね。」
さすがヴィンセント。的を射た答えでした。
滞在の4日間は、青空の広がる清々しい晴天に恵まれました。
太陽の元で見る村の光景もまた素晴らしいものでした。
朝日を浴びる町並み
そして、私のお気に入りの場所がこちら。
滞在中は毎日ここに通って、絵を描いて過ごしました。
ここに写っている
野良仕事をしている
老夫婦の仲睦まじい姿に癒されました。
もちろん彼等も絵の中に画き込みました
終いには、彼等と仲良くなりました。
村の中を流れる
ドルドーニュ川の支流です
上の写真の景色を描いた3枚の絵は、帰国後の展覧会のあとにアップします。