2019.1.30

コックローチ・コーブを踏破した話


今日は風が少しおさまってきたし、天気も良さそうなので、病み上がりの家内と
一緒に気分転換に外出することにしました。

車は自然と反時計回りに東北方面に向かいます。
(西に行くと道路がビーチから離れてしまうし、すぐにワイキキに近付いてしまいそうでイヤなのです。)

しばらく走って、何気に、例の「潮吹き岩」展望台の駐車場で車を止めました。

イメージ 1




Halona
Blowhole Lookout








ひとしきり潮吹きを見たあと、反対側を見ると、絶壁に囲まれた いい感じのビーチがありました。

イメージ 2


このビーチの名は
ハロナ・コーブ
(Halona Cove)
といいます。

Cove は「入江」の
意味です。

ハート型に見えなくもありません。




いまだに好奇心旺盛な私は、下まで降りてみることにしました。

イメージ 3



けっこう急な
崖を降りなければなりません。

でもヘッチャラです。




イメージ 4



ビーチに降り立ってみると
想像通り
隠れ家的な雰囲気もあって、なかなかイイ感じです





イメージ 5




まるで
ギリシャの
ビーチのような雰囲気があります








それもその筈、
後で調べて分かったことですが、ここは多くの映画のロケ地になったそうです。

古くは1953年のハリウッド映画 『地上より永遠に』(ここよりとわに / From Here to Eternity) の有名なラブシーンがここで撮影されています。
バート・ランカスターとデボラ・カーの熱いシーンをその部分だけ映画からビデオに撮りましたので、上のビーチの写真と見比べてご覧ください。















この映画の題名に因んで、このビーチは別名 「エタニティ・ビーチ」とも呼ばれるそうです。

その他の映画では、『50回目のファーストキス』(2004)、『パイレーツ・オブ・カリビアン / 生命の泉』(2011年)、『センター・オブ・ジ・アース2 / 神秘の島』(2012年)などのロケ地になっているそうです。


こちらは今日のビーチの様子を撮影したビデオ。







ラブシーン
はありません
 







元気な親子連れが岩から飛び込んで遊んでいます。





けっこう
波は荒いのに平気なようです









ここは崖に遮られているせいか風もありませんし、雰囲気が良いので、展望台で待っている家内を呼ぶことにしました。

イメージ 6



おーい、降りて来いよー!


すると病み上がりにも拘らず、
珍しく言うことを聞いて降りてきました。



イメージ 7





岩場をアチコチと探索する家内






イメージ 9





すると家内が
洞窟を発見


Lava Tube でしょうか
(溶岩トンネル)













イメージ 8





奥を覗くと
遥か向こうに
出口らしき
が見えます









イメージ 10






入り口から少し入ってフラッシュをたいて写真を撮ると、下は平坦で奥まで行けそうです





イメージ 11





またもや好奇心ムラムラ


真っ暗な中を
時々フラッシュで写真を撮って、
足元を確かめながら進みます。













イメージ 12










大分出口が近付いてきましたが、だんだん
天井も低くなります












イメージ 13








周囲の壁が人工的になって来て、出口近くには大きな石が転がっていて、その先は四つん這いになって匍匐前進して進むしかありません。

もうここまで来たら行くっきゃない!と意を決して這って行きました。





イメージ 14








やっとの思いで
外に這い出ると、出口はこんな状態になっていました。


こっちからは入る気にはなりません












イメージ 16






出たところは
こんな景色

ビーチから
ハイウエイの下
を通って反対側
に出ちゃったようです




ここからハイウエイまで、道なき急な崖を登り、やっとのことで駐車場に戻ることが出来ました。

ところが、後でこのブログを書くために、このビーチのGogleマップ をうんと拡大してみると、何と ‟Cockroach Cove” という名前が現れてくるじゃありませんか!

なに? ゴキブリ洞窟?! Coveには洞穴という意味もある)
 
色々調べてみると、「この洞窟にはゴキブリが沢山いた」などと書いてある記事も見つかりました。  嘘か冗談だと信じたい!
写真には虫らしきものは写っていなかったし、這い蹲って進んでいる時も何もいなかったような気がするんだけど・・・。
もし事前にこの洞窟の名前を聞いていたら、絶対に入らなかったのにぃ!
早く言ってよー!


息苦しい映像と気持ち悪い話が続いたので、お口直しにこのビーチで一人で日光浴していたスタイルの良いお姉さんの ティーバック の写真を最後に掲げて終わりにします。

イメージ 15




















このびーちには、今度はお弁当を持って、ゆっくり来たいと思います。