Tell me why 41 | 01-maiのニノ & 3児の母ちゃん blog

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嵐・二宮和也❤︎に関するつぶやき〜

夢で会えたお話。
妄想のお話。


仕事が終わり帰宅する。そして今日も俺はアコの部屋へ行く。


何日もこうしてると、段々慣れてきちゃってんのよ。

アコがいないこの部屋で、

あの時こうしてれば…って後悔して、


今どこで誰と何してんのかな…って切なくなって、



戻って来てくんねぇかな…ってお前求めて、



そやって過ごす毎日に。




変なもんだよね、そんなことに慣れてくなんて。


慣れたところで傷は癒えないけどね、全然。むしろ深くなってく、日に日に。
んでその傷にすげー沁みるのよ、たまにお前との思い出とか、お前の声がフッて頭ん中降りてきて。



やっと慣れてきたんだけど…。







数日後…
いつものようにアコの部屋に向かって、鍵を開けて、玄関に足を一歩踏み入れた瞬間、


なんとも言えない違和感を感じた。


ん…?



リビングまで入って行って、その違和感に気が付いた。






……アコの荷物がなくなってる。



元々この部屋は親戚の家だかって言ってたから、家具とかはそのまんまなんだけど、それ以外のアコの物がなくなっていた。



『アコ、来たのか。』 


ふぅーーーーー


深く大きなため息が出た。



この日が来ることは予測できていた、遅かれ早かれ。


ついにきたか…。





アコの物がなくなった今、ココはもうアコの家じゃなくなったっつーことで。



俺は、玄関までバックを取りに行くと、その中にこの部屋に置いてある自分の物達を詰めた。


全て詰め終わったことを確認すると、
玄関へと続く戸の前へ歩いて行き、ゆっくりと回れ右してリビングを振り返った。




ここへ来ることはもうない。


アコとの思い出がたくさん詰まったこの部屋。


目を瞑るとすぐにでも蘇る、幸せだと感じた日々。



「カズさん」


「カズさん?」



俺を呼ぶアコの声。笑った顔。怒った顔。泣いた顔。



初めて繋がったあの日。



最後に繋がったあの日…。




目ぇ開けたら全部夢で、
「なんちゃって」なんつって、笑った顔のお前がいたらいいのに。



現実には起こり得ないことを勝手に妄想して、俺は更に苦しくなった。




瞑った目の隙間が滲んでくる。

唇を噛んでそれがこぼれ落ちないように堪える。小刻みに体が震えていた。





………ようやく落ち着いた俺は、


最後の電気を消し、アコと過ごしたこの部屋を静かに後にした。





鍵を閉める手が震えていた。