※少し大人なお話があります。
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カァーッと全身が一気に熱くなるのが分かった。
ニヤッと笑うとカズさんは下の方へと降りていき、下衣を全て脱がし閉じた私の膝をそっと開ける。
恥ずかくてつい手で隠すと、右手で両手をまとめて掴まれ頭の上で固定された。
両膝の間にカズさんの体が割って入り、カズさんは私に体を密着させて耳元まで来て囁いた。
『やっぱ、仕返ししちゃおっかな。アコ、エロ過ぎ。』
首を懸命に横に振ってイヤイヤしても、カズさんは右手の力を緩めることなく、左手で私のくちびるを撫でるとスーーーッと胸の間、おへそ、下腹を通り、指を中へと滑り込ませた。
「ッん… 」
中を探るように私の反応を確かめながら動く指。
「あぁッ… カ…ズさん…!」
静かな室内に響く水音…
恥ずかしさが、カズさんに探られて反応する身体に追い打ちをかける。
カズさんのシャツを、いつの間にか自由になっていた両手で、必死に掴んでいた。
『アコ、やばいわ俺。』
そう囁いて私にキスをくれたカズさんはいつの間にか裸になっていて、私の真ん中にカズさんの真ん中が当たった。
『いい?』
頷くと、頭を撫で優しくついばむようなキスを3つくれた後、カズさんは中へとゆっくり入ってきた。
「んあぁ… ! 」
私の目からは自然と涙があふれていた。
『え⁉︎な?どした⁉︎痛かった?』
「ううん。幸せすぎて…嬉しくて。」
『焦ったぁ。俺も同じ気持ちよ。アコ、愛してる。』
そして2人は最後まで昇り詰めた。
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裸のままカズさんの腕枕でベッドに横たわる。
『なぁ、アコ。この状況で今更なんだけど…アコは本当に俺で大丈夫なのかなって。』
「どういう意味…?」
『俺ね、自分で言うのもあれなんだけど、結構有名なほうなのよ。アコは知らなかったかもしれないけど。
だから…ってわけじゃないけど、アコに辛い思いさせることもあると思うのよ、恐らく…いつかあると思う。そういうのが大好物な輩がウジャウジャいるからね。』
「うん…。」
『俺はよ?全力であなたを守ってやりたいって思ってる。けど、どうにも身動き取れない時も出てくるのよ、残念だけど。
それに…。胸張って堂々と、あなたのことを「俺の彼女です」って言うことは不可能に近い…かなり当分。身内には言えてもよ、世間様には…。デートだってできないかもしんない。』
「あの…カズさん。私、大丈夫だよ。そういうこともちゃんと含めて答え出したんだから。それでもカズさんと一緒に居たいって。
芸能界のことには疎いけど、でもそれが返って逆に “知らぬが仏” っていうの?いいんじゃないかと思って。
だから…大丈夫だから。大丈夫。」
『そっか。…アコ、ちゃんと言えよ。なんかあったら、ちゃんと。守るって決めたんだから、アコのこと。』
「はい…よろしくお願いします。」
そう答えてカズさんにキスをすると
『うわっ、やべ。アコ、また…』
カズさんの真ん中が私の太腿に当たる。
「…//// 今日はもう休みましょ?」
そう言ってクルッとカズさんに背を向けると後ろから抱き寄せられ、カズさんの真ん中がお尻に当たった。
私の真ん中もキュンッとしたけど、そのまま寝たふりをしていたら本当に眠ってしまった。
『誰のせいだと思ってんのよ…』
というカズさんの呟きを聞きながら。