メリクリ④-2 | 01-maiのニノ & 3児の母ちゃん blog

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嵐・二宮和也❤︎に関するつぶやき〜

夢で会えたお話。
妄想のお話。

文字数オーバーにて、メリクリ④は同日1分違いで④-1と④-2の2つに分けてアップしています。
先に④-1をお読みくださいませ。


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「あ~~!くそぉ!!」はぁ。はぁ。はぁ。はぁ。

息が切れて足は震え、膝に手置き下を向いて立ち止まった。


サンタからのエールに見えていた雪が、今では邪魔くさくてしょうがない。



もしかしたらこっちじゃないのかもしれない。
あっちで帰るって可能性もある。
あっちも行ってみよう。



そう思って顔を上げた時。



……!

君の姿が目に入った。





「おい!ちょ、待って!」




『……⁉︎⁉︎ なん…で。バイトは…⁉︎』




「ははは。」
はぁ。はぁ。はぁ。はぁ。

「抜けて…きちゃったよ……」
はぁ。はぁ。はぁ。はぁ。



『なん…で。』



「なんでって…。それ聞きたいのは………こっちでしょうよ」
はぁ。はぁ。はぁ。



『ふふ!あははは!』

君は急に楽しそうに笑い出した。



「なんで……笑ってんの……」
はぁ。はぁ。はぁ。



『だって  真っ白な雪の中でなんかケーキの上の苺みたいなんだもん。』



「え?」

俺は夢中過ぎて、今の今まで気が付いていなかった。自分がサンタクロースの格好のまま走り回ってたことに。


『いやいや、わざとよ、わざと。君を驚かそうと思ってのことよ。』


そうわざとらしい言い訳をして君を見ると、この三日間で1番の笑顔で俺の事を見ていた。



あまりに綺麗な君の笑顔に見とれ、目がそらせない。
君の瞳に吸い寄せられるように、俺は君を抱きしめた。


せっかく落ち着いてきていた胸の鼓動が、また早まるのが分かった。君を抱きしめながらそっと深呼吸をして呼吸を整える。


体を離し君の目を見て最後に一言。


「メリークリスマス!」


俺はそれだけ言うと走ってバイト先へ戻った。
なぜなら。

上がりの時間までにあと2個ケーキを売らなくてはならないから。
今日の目標個数…。

俺のケジメ。
自分で決めたルール…。